森の魔女様は不老不死 (ページ1)

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1話ページ1

『……森？』

神様にいきなり転生させられて森スタートです。

私は過労死で死んだ。そしたら神様が現れて何故か転生をさせてもらった。あと不老不死っていう単語が聞こえた。意味分からん

頭がトチ狂っているわけでもないので、よし！一回死んでみるか！とかそういうことにはならない。

もし不老不死だったとしても痛そうだからね。

『……家？』

森の中に一軒家。しかも小屋とかじゃなくてちゃんとした木造建築の。

気になるので近づいてみると、扉のところに張り紙があった。

全くいたことがない文字だ。日本語でもなければ英語でもない。全く見たこともない文字なのに、私の頭は理解した。

ー貴方の家を用意しました。神様よりー

なるほど。つまり神様からの贈り物というわけだ。

周りは森なのに、ここの周りだけは少し開けている。

あれ？でも神様は確か魔物がいると言ってたよね？

剣と魔法のファンタジー世界と言っていたけれど……。

ここ大丈夫なのかな？

動物だって倒したことないんだから、せめてスライムとかであってほしい……。

『…一旦家に入るか。』

家のほうがまだ安全だろうし。

家の中は、普通に内装もしっかりしてた。

必要な家具もちゃんとあるし、労り尽くせリだ。

『……！』

ふと目に止まった方向へ歩く。

『え、なにコレすごい美人さん。え、中性的ですな？美少年寄りの美少女かな？これで高校生してたらめちゃくちゃモテる確定やん。というか転生したけど年齢高校生くらいってどういうこと？赤ん坊スタートじゃないの？確かにスローライフ送りたいって言ったけどこれは要求してないんだよな。まぁおもろそうやから別にええけど。でも地球にいた人間がいきなり魔物とかいる世界で森スタートっていきなり不老不死の体験してもらおうとしとんのかな？草。』

Aがたいてい声を放つ時は、正論、罵倒のどちらかである。

心の声はあまり悪くないが、長文を声を出したら口が悪くなる。

『あれ？コレなんだろう？』

鏡の次に気になったものは、机においてある水晶のようなものである。

またしても水晶の下に紙があったので、神様からのものだと思い読んでみる。

ーこの水晶に向かって【結界】と唱えると、家の周りは、家主と家主が許した人しか出入りできなくなります。また、貴方の魔力を使えば、探知機能や空間を歪ませたりすることもできるよ。神様よりー

『……。』

何そのチートアイテムは…