転生チートより精神耐性

8話 ページ9

お金がない


なんとそろそろ14歳間近の時にリリィから、試験を受けるためにはお金が必要だし、メイド服のお金は自腹らしい


代金おおよそを聞くと、私達の一ヶ月分の食料を余裕で越していた

わー。頭おっかしんじゃねえの？？？






まさか受験料やメイド服代があるなんてつよ知らず、ほとんどの自分で稼いだお金は知識不足を補うための本に使ってしまった


お城の人！そんくらいケチケチせずに出しないよ！これだから最近の子は！←




ということで、リリィより一足先に王都に行ってお金を貯めることにしたのさ！リリィもついていきたいと行ってくれたが、決めていた日時を農民1人が出稼ぎに行く程度のことでは変更できなかったらしい

まぁ、試験に受かればお互い出会えるだろう





受かればの話だが……


正直前世も今回もリリィと違って貴族でもないし、言葉遣いとかで受からないんじゃね？と思っている節はある








？「子供なのにもう出稼ぎに行くのか？」

『はい？』

子供と言われて、発信源に視線を向ける


私は今安めの馬車に乗っているのだが、貴族の馬車ではないしもちろん他にも乗っている人はいる





『子供って言われても…、私あと1年したらもう成人なんですけど…』

？「そうなのか？それはすまんかったな」


お兄ちゃんは死んだお父さん似らしいが、私は童顔のお母さん似なので、どうしても幼い顔立ちに見えてしまうのは仕方ない…




『別にいいよ。自分でも童顔だなって思ってるし。それに比べあんたは大人っぽい顔立ちやな？何歳なん？』

？「俺か？今年で21になるな…」

『へ〜。私お兄ちゃんいるんやけどお兄ちゃんより二つも年上やん。18こえとるってことはお酒と煙草したことあるん？』

相手が関西弁っぽいからか、前世の関西弁がでてしまう

お兄ちゃん達は標準語だから標準語もちゃんと喋れるけどね？



？「まぁぼちぼちな。煙草は結構好きやで。あんたはまだ成人もしてないから早いと思うけどなw」


『あと6年後にはやってんのかな？ちなみにこの馬車でどこ行くん？』


？「俺か？俺はまぁ、商人みたいなことをしてるから一旦W国の王都に戻ろうと思ってるんや」


『まじで！私もW国行くんやけど？』


どうやら行き先は同じだったらしい




というかお父さんとお兄ちゃん以外でこんなに話したの久しぶりな気がする


お兄ちゃんが、男と喋ってほしくなかったらしく牽制してたな〜なんて昔のことを思い出す












早く会いたいな……

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