今日から俺はこの子を嫁にする。

始めてのクラスメイト！！ ページ8

椋木の解散の合図でHRが終了し、残り時間は自由時間となった。
テクテクと小股で自分の席に駆け寄ると自然と三橋、伊藤と顔を合わせることになって…

『さっきはしゃしゃり出てごめんね…？ツッパリは珍しくて好きだけど、喧嘩は嫌いなの。』

そう申し訳なさそうな顔でしゅんとしてしまうAに、2人はその可愛らしさに舞い上がる。

伊「いや！俺こそ、しょうもない事でムキになっちゃって…///」

伊藤は少し恥ずかしそうに首元に手をやって。

三「お嬢さんの可憐なお姿に…………つい←」

三橋は少し(？)調子に乗って、変なダンスを踊る。
そしてまたそこで伊藤が三橋にその変なのやめろよという。

そう、なんともおかしなコンビの振る舞いに…。

『あははっ！2人ともすっごい仲良しなんだね！私も仲間に入れてよ！』←凄いキラキラ(語彙力)

伊「ｺﾞﾌｯ( ﾟཫ ﾟ)ｺﾞﾌｯ」

三「やだもう、何でっなんでそんなに可愛いのAちゃん！？」

『きゃああ！！伊藤さん持病をお持ちなんですか？！』

吐血した伊藤にびっくりし過ぎて顔が一気に青ざめる。(ひょっとしたら三橋よりヤバい伊藤氏←)

三「いやいや、ご安心を。。」

『え？』

三「こいつはいつもこうだから。(キリッ)」

伊「いやちげぇよ。(怒)勿論、いつでも歓迎だよAちゃん！」

『え？いいの？ありがとう伊藤くん！』

そう言ってむっくり起き上がる伊藤をみて、、

三「()」

何とも言えない顔をする三橋。
今日はいつもにも増して変顔のバラエティが富んでいる様な…。

『ふふっ！変顔が趣味的な？？』

伊「Aちゃんは可愛いんだなぁー！そう思ってくれていいよ！！」

三「この三橋…………三橋貴志が？そんな訳無かろうが！！」

また変なダンスをしてから何故か名前をフルネームで言い直して伊藤の眼前に迫る。

伊「いやなんで言い直した？てかちけぇよ」

『あっ！貴志くんって言うんだね！下の名前で呼んでくれるから、私も下の名前で呼びたかったけど、全然自己紹介のタイミングが無かったから…(笑)』

そう言って少しだけ照れたように頬をかいたAをみて伊藤はしまった！！と言わんばかりに…

伊「Aちゃん、俺は伊藤真司っ！」

『そうなんだ！じゃあ真司くんって呼ぶね！』←キラースマイル

三「…Aちゃんが…Aちゃんが俺の名をぉ…！！」

そして未だに喜びに満ちている三橋…。


その風景を眺めていたクラスメイト達はただ思った。


「「(Aさんと仲良くなりたいのに…！！)」」

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