小さな恋心!! ページ49
今井さんと真司くんは大丈夫だろうか。
今から戦う貴志くんもあんな目にあってしまうのだろうか。
出来れば引き止めたい。
でも友達の理子ちゃんとそのお父さんは絶対助けたい。
だから引き止める訳には行かない。
せめて自分に力があったなら。
何故あんな愛おしそうな目で貴志くんは自分を見つめたのだろうか。
これから危険な目に会うかもしれないのにその表情は一体どこから来るのだろうか…。
啄かれた頬が、未だに暑いのは何故だろうか。
そう思うとAは最早、理子に求婚する意外その心の内側の叫びを解放する術を思いつかなかった。
しかし、これが案外な所で良しとされていた。
赤「良いぞ理子…そのままAちゃんをうちの娘に!!」
三「させるわけねぇだろ」←
そんな緩くなってしまった雰囲気の中、開始の声で空気が張り詰めた。
どちらが先に動いたのか、気付けば岸本は畳と一緒に三橋の飛び蹴りの餌食となっていた。
理「凄い卑怯!」
赤「卑怯極まりなし。」
『卑怯だけどなんかスカッとしたわ!良いよ貴志くん!やっちゃえー!』
椋「姫野さんそんな性格だったっけ?!」←(実は今までちゃんと居ました)
その後無事試合も終わり、赤坂の道場は守られた。
三橋とAも赤坂親子から感謝の言葉をこれでもかと言うほど賜った。
道着からいつもの短ランに着替えた三橋と一緒に途中まで歩いて行くA。
『貴志くん、今日はほんとにお疲れ様。一瞬びっくりしたけどカッコよかったよ?』
三「…え//………な、なになに〜?Aちゃん俺に惚れちゃったぁ?」
『いや、惚れてはないけどっ!惚れてはないけど(×2)カッコよかったよ…っ』
三「ふーん。………まぁ、何かあっても堂々としてなよ。お前がピンチの時は俺が必ず助けるから。」
そして少しばかり不思議そうな顔をしてAは三橋を見つめた。
その耳は少しだけ赤くなっていた。
『ん、期待してる…っ』
三「え、何、可愛い」←
『もーっ!そう言うの要らぬお世辞って言うんだよ?!』
三「……(世辞くらいでこんな小っ恥ずかしいこと言えるかよ。)」
そんな2人の間を、少しだけ詰めるように紅い夕日が後ろから射し込んでいた。
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麻衣(プロフ) - 相良落ちはけっこうあるので三橋か伊藤落ちがいいです! (2021年6月12日 14時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
KYamasita0409(プロフ) - この小説めっちゃ好きです!どうやったらこんなおもろい小説書けるんやろwwあと個人的な意見にはなりますが、オチは相良くんを期待してます!「極悪非道」って言うのが大好きなのと、何より相良くんにどハマり中なものでww (2019年1月10日 21時) (レス) id: 0e985037ed (このIDを非表示/違反報告)
うまる - かんてぃー@奈ノ花さん» はい、それは紛れもなく私ですね(笑)よくリクエストとかするんですよね〜!今日俺好きなんですよ!私も小説書きたいけど色々と事情があって無理なんですよ。なので夢小説をみてキュンキュンしております! (2018年12月30日 9時) (レス) id: 6aae8bb512 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ公 - ねぇ、マジなんなの?なんでこんな最高の作品作れんの?え、逆にイラつくこんな最高の作品作れんのマジパネェ (2018年12月24日 2時) (レス) id: 9ac018ca13 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - リクエストで、同じく伊藤くんのS!お願いします♪ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c482da3ecf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メリ助 | 作成日時:2018年12月5日 3時