彼女の願いが、奇跡を起こす。

忍びの証。 ページ25

ｲﾙ「よし！ナルト、目を瞑れ。」

ﾅﾙ「え？何で？」

ｲﾙ「まぁまぁ。いいから。」

ﾅﾙ「んー？？…ほーい。」


そして、ナルトくんが目を瞑って居る間に、イルカ先生はナルトくんのゴーグルを取って…
忍びの額当てをナルトくんの頭に付けた。

ｲﾙ「…よし…。」

ﾅﾙ「イルカ先生ぇー！まだぁー？？」

ｲﾙ「あぁ！良いぞ！」

ﾅﾙ「…ぁ…っ。」

そして、ナルトくんは自分のゴーグルを持っているイルカ先生を見た。
しかし、確かに感じるゴーグルを付けていた時の、頭を締め付ける何か…。
ぎゅっと、それを握ってみる。
忍びの額当てだと、ナルトくんが気づくのに時間は掛からなかった。


ｲﾙ「卒業、おめでとう…！！」


ﾅﾙ「……。」

ｲﾙ「…ん…？」

ﾅﾙ「イルカ先生ぇええ！！」

ガバッ！！

ガツン！！

ｲﾙ「痛ぇえ！！ナルトっ！痛いから！！っていうかどさくさに紛れてAちゃんもやめてー！！？」

ﾅﾙ「せんせぇええ！！うぇえあああん！！」

『イルカ先生ぇえあああ！！』


ｲﾙ「ったくもう…。」


そんな痛がっているイルカ先生は、何だか笑っているように見えた。

ｲﾙ「(ナルト、大変なのはこれからだぞ…って、説教をしてやろうかと思ったが…。それはきっと、キミが教えてやるんだろうな、Aちゃん。。)」


しかしこの時、簡単な服しか着ていなかったAの姿に、目のやり場に困ったと、後に、イルカは言っていたとかいなかったとか。。
そこばかりは謎に包まれたままだ。

変わってしまった…！？→←一人の教師に、二人の…。

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