彼女の願いが、奇跡を起こす。

: (親愛なるキミへ) : ページ3

『私宛…ってことはテミスさん！？ どれどれ…。』

《Aへ。 目覚めた気分はどう？トリップの副作用で吐き気を催していないか心配だわ。
とりあえず、貴女の行先を指定してあげるわ。何も無いまま歩き回るのは大変だからね。
まずは、火影の元へ行きなさい｡｡私が貴女を火影の孫という事にしておいたわ。つまり、木の葉丸という少年の3歳年上の姉、と言う事になるわ。貴女が生まれてきた記憶もインプリントしてあるから安心してね。》

『マジか！！私の弟かぁ〜♪』

《生活は困らないようにしてあるわ。貴女は一人暮らしで、一軒家に住んでいる。お金なら、火影の孫ということもあって、色々免除されるけど、それは足りないと思うからいくらでも望む額が出てくる財布巾着をあげるわ。》

『あぁーコレがその巾着ね！ラジャ！でも、この大きいのは何や…。』

《貴女を飛ばした時に、この世界が貴女にちょっとしたプレゼントをした見たい。私は何もしていないから分からないけど…。きっと直ぐに分かるわ。私からはこれで以上よ、頑張って。
親愛なるAへ、テミスより。》


『うーん……プレゼントって何だろ？？まぁ、すぐに分かるって言ってたし、今心配する事じゃないかな！よーしっ、それじゃあぁれ…？？まだ何か残ってた…。』

ガサゴソ…。

大きい方の袋からは忍びが着る服だった。

それにも紙切れが。

身なりを整えよう！→←彼女の行く先。

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