白龍 ページ6
そして…あの夜。
ヨナはあの寝室にやってきた…。
スウォ「…ヨナ…何故来たのですか…？」
ヨナ「…父上に…っ、スウォンと…Aの……結婚を、、承諾して……欲しくて…っ」
スウォ「…っ」
ヨナのその言葉に、スウォンは驚きを隠せなかった…。
てっきりヨナは、私を想っているのかと…。
スウォ「(私の…心の在り処を知りながら…ずっと…？)」
ずっと、幼少の時に2度会ったきり…
この目にその姿を映すことすら許されなかった人…
スウォ「(ずっと目の前にいたヨナより…。
二度しか会うことが叶わなかった彼女を選んだ私と…、
そんな気持ちで……ずっと…？)」
・・・・・
そして、テジュンが悲しい報せを伝えに来た後。
スウォンの部屋＿
スウォ「……っ！！
(泣くな…！
泣く事なんて許されないだろう…
貴女を迎えに行く為にも、国王になると決めたのに…私は、もう…)
貴女を…幸せに出来ない…っ」
スウォンはそのまま、
そっと静かに崩れ落ちた…。
・・・・・・・・
そして、現在＿＿
白龍の里にて。
??「…今朝は、妙に右手が疼くな…」
ババ「であえであえぇ！白龍様の御手があ！！」
白髪の青年が、その右手に白い鱗を覆われて、鋭い爪と大きな手でそれを制した。
白龍「大事無い！大事無いから大袈裟にするなっ」
ババ「ふぅー…心臓が潰れるかと思ったわ…大事な御手にお怪我でもあったのかと…」
白龍「そなたは何でも大袈裟にし過ぎだ。…幼い頃から、私の力が外部の人間の手に廻らないよう守ってきた。本来なら、私がソナタらを守らなければならないのに…」
思い詰めた白龍をババは微笑む。
ババ「なぁにを仰います、白龍様は神の力を持つ御方…我々の誇り、生きる希望、とくに貴方様はどの歴代白龍様より、美しく輝いておられる〜っ！」
白龍「はぁ…しかし、どうにももどかしい…この力は、いつなんの為に使えば良いのかと…」
ババ「その時が来たらその時の為に。そのお力は、もしかしたらこの時代では不要かも知れぬ。
しかし、次の、更に次の白龍様が、きっと！
守るべき主の為にお使いになられる…
貴方様の分まで。
初代白龍様が想った姫君とも、結ばれるやも知れませんのう…。」
その最後の言葉に、白龍は目を潜めた。
白龍「(次の白龍だと…)」
ババ「貴方様はなぁんにも心配なさらず、この里に居て下さればよい。」
白龍「(守るべき主とは、いつ現れるのだ…？
早く会いたい…私を必要としてくれる主に…っ)」
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れ(プロフ) - 大好きな小説です、、、、更新が日々楽しみです！（＾∇＾） (2021年9月25日 10時) (
レス) @page45 id: 209bb49b1a (このIDを非表示/違反報告)
fruit - とても面白かったです 続きめっちゃ楽しみにしています。 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2021年7月9日 17時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！！ (2021年5月25日 2時) (レス) id: f151b0ddd6 (このIDを非表示/違反報告)
まなむ(プロフ) - 待ってました！！続き楽しみにしてます^^* (2021年5月24日 16時) (レス) id: 5ac4c05584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メリ助 | 作成日時：2020年2月7日 0時
