青龍の歴史、青龍の呪い ページ41
青龍「だっ…て、おれ…やっぱり呪われて…」
アオ「ああそうだ！お前は呪われてんだ青龍ってバケモノに！そして紅玉姫に！！」
そのアオの言葉にショックを受けすぎて、最早ギャグレベルのショック顔になってしまう青龍。
青龍「あ れ…？でも、アオ…お姫様に、どうして呪われるの…？お姫様は、たすけるものじゃ…ないの…？むかし聞かせてくれた…おはなしみたいに……」
アオ「……呪いは直接紅玉姫にかけられたもんじゃねえよ…だが、元凶だ。…"緋龍王や紅玉姫が来れば、何がなんでも力になれ"…そう言って初代は息を引き取ったらしい。まぁこれも俺が先代から聞いた事だけどな。」
青龍「ごめ、アオ…いってることが…よくわからない…っ、」
アオ「チッ！察しの悪いヤツだな！だからぁ！その王にでも姫にでも合っちまえば！おれらは血に逆らえずに自由を奪われるんだ！そして最悪なことに！俺らに苦痛は感じられない！本能が喜ぶんだからなクソ！！」
青龍「ええ！？！」
青龍の驚く賑やかな表情筋はどうでもいいアオは、自身で言ったことに、悔しそうに顔を歪めていた…。
アオ「ちくしょう…っ伝説の力か何か知らねぇが何でこの里につきまとう！？青龍が死んでもまたこの里から生まれてきちまうんだからよ…！里の人間はくだらねぇ噂ばっかしやがるし…！」
そんなアオの苦悩に答えることも出来ず、青龍は俯くも、はっと何かに気付いて顔をあげた。
青龍「アオ…よくない人が来て、る…」
アオ「！、近くか？」
青龍「夜営しながらこっちを見て、る…」
アオ「くそっ！」
と、悔しそうにしながらも、アオはガタッと立ち上がりながら剣を持つが…
フラッとよろめいて膝をついてしまった。
青龍「アオ…！、、あ…」
アオ「…構う…な…！」
小さな体で、その何倍もの大きな体のアオを支えてやろうとする青龍を、他ならぬアオが制した。
青龍「…(アオの眼は、日に日に見えなくなっている。
…でもおれの眼は、アオの力を吸い取るように、どんどん遠くまで見えるようになっていた。)」
そうして、夜営をする族まがいの悪人達が屯する平野に行き着くと…。
男「あの村か。」
男「ああ。何か妙な力を持った奴がいるんだと。龍の力だそうだ。」
男「嘘くさ…。」
男「でも、高貴な方が好みそうな話だろ。捕らえたら高く買ってくれるかも…」
アオ「へぇ？俺って高かったのか。」
男達「！？」
その背後に、音もなく迫っていたのは、大きな角がついたお面を被ったアオと、その後ろに付く青龍だった。
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れ(プロフ) - 大好きな小説です、、、、更新が日々楽しみです！（＾∇＾） (2021年9月25日 10時) (
レス) @page45 id: 209bb49b1a (このIDを非表示/違反報告)
fruit - とても面白かったです 続きめっちゃ楽しみにしています。 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2021年7月9日 17時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！！ (2021年5月25日 2時) (レス) id: f151b0ddd6 (このIDを非表示/違反報告)
まなむ(プロフ) - 待ってました！！続き楽しみにしてます^^* (2021年5月24日 16時) (レス) id: 5ac4c05584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メリ助 | 作成日時：2020年2月7日 0時
