疑うことなんてない ページ35
『ごめんなさい。私達は人を探して旅をしていたのですが、ここでは無かったようですね…。
ですが、お恥ずかしながら長旅で疲れていて、怪我をしている者もいるのです。
一晩で構いません。少しだけ、休ませて下さることは出来ますか？』
そうAがハクの負った怪我を見せるように説得し懇願すると、男は少しだけ悩ましげに俯いた。
男「それは…難儀でしたな…。見た通り貧しい集落ですので、なんのおもてなしも出来ませんが…。」
『構いません。感謝します。』
そして、Aが先導を歩いて行くと、ヨナが集落に入ってから気づいたことがあった。
集落の住人たちは、奇妙な面を被っていたりいなかったりしたのだ。
ヨナ「あの面は何…？」
男「しきたりなのですよ。未婚の者はあまり人前で顔を晒すなと。」
『不思議なしきたりを守っているのですね…』
男「お客人からすれば驚かれることでしょう…。
あぁ、お客人…。
ここは迷路のように入り組んでおります。あまりウロウロなされぬよう…。
何があっても、責任は持ちませんよ…。」
そして、ヨナ達は穴ぐらのひとつに案内され、そこで暫く座って休むことにした。
ユン「ここって、本当に青龍の里なのかな…」
ヨナ「どうして？」
ユン「白龍の里ではあんなに有り難がられたお姫様の髪とか女王様の目を見ても反応ナシだもん」
『確かに、、そうとも受け取れますが…』
ユンがそう言うのを聞いて、Aが少しだけ悩む素振りを見せるとキジャは焦り、言葉ももたついていた。
キジャ「へ…陛下っ確かに感じるのです…っここから青龍を…っ」
『あら、お可愛いこと！キジャを疑ってなんか少しも無いですよ？』
キジャ「は…はいっ//」
ハク「おかわいーこと」
キジャ「なんだと貴様っ」
そういう事ね、と言いながらユンが立ち上がった。
ユン「流石女王様。
とりあえずAの計らいで中に入る事は出来たんだし、青龍が近くにいるのは分かってるわけだ。
本人に会わなきゃ始まらない。人のいない今のうちに行くよ！」
ヨナ「ここは迷路だって言ってたよ。ユン、大丈夫？」
ユン「お姫様、俺は天才美少年だよ？」
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れ(プロフ) - 大好きな小説です、、、、更新が日々楽しみです！（＾∇＾） (2021年9月25日 10時) (
レス) @page45 id: 209bb49b1a (このIDを非表示/違反報告)
fruit - とても面白かったです 続きめっちゃ楽しみにしています。 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2021年7月9日 17時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！！ (2021年5月25日 2時) (レス) id: f151b0ddd6 (このIDを非表示/違反報告)
まなむ(プロフ) - 待ってました！！続き楽しみにしてます^^* (2021年5月24日 16時) (レス) id: 5ac4c05584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メリ助 | 作成日時：2020年2月7日 0時
