一緒じゃないと ページ14
そんな冷戦が繰り広げられていることも知らず、Aはもう元気になった様で、部屋を警護してくれていた里の人に言って、スタスタとヨナ達の待つ大木の麓に行っていた。
ヨナ「あ、A!もう平気なの?」
ユン「もう、あんな事あってびっくりするのは仕方ないけど心配させないでよね!」
『ごめんなさい。もう大丈夫だから、安心して!…ところで、ハクはどうしたの?姿が見えないけど』
ユン「さぁ?白龍の城に黙って行っちゃうからさ。」
『そう…。(……昔は、私になにかある度に、すっ飛んで来てくれてたのに…。。なんて、、十数年前の事を今更何掘り返してるのかな、私ったら。)』
未だに昔の事を思い出して感傷的になってしまうのか、Aはそんな自分を嘲笑った。
ユン「あ、戻ってきた。」
ユンがそう言って、ヨナとAも振り返ると…。
ハク/キジャ「( (´ω`╬ )ゴゴゴゴゴゴォ )」
ハクとキジャは、静かに負のオーラを垂らしながらスタスタとこちらへ向かってきていた。
ユン「んーー?なんかすっげ雲行き怪しいよ。めんどくさ。」
『(後ろに白虎と龍が見える……)』
ヨナが軽く駆け寄ると、Aもつられて駆け寄った。
ヨナ「どうしたの?」
ハク「姫さん、こいつはダメだ他を当たろう。」
キジャ「そなたこそ去れ!陛下方は私一人で十分だ!」
ハク「温室育ちの坊ちゃんに外の世界なんてムリムリ」
キジャ「陛下!なぜこのような粗暴な者が護衛なのですか!?」
まさに売り言葉に買い言葉で見事な犬猿っぷりを見せる2人を不安げに見つめるAとヨナ。
ユン「何があったのさ?」
ハク「白龍サマは俺に金をやるから帰れと仰るんだ。」
ユン「ふーん、で?その腹のでっぱりは?」
ハク「メタボかな。」
『めちゃくちゃ受け取ってるじゃないですか…』←大正解
と、そんな和やかなコントが始まったが。
キジャの訴えは終わってはいなかった。
キジャ「陛下御二人をお守りするのは四龍の役目。四龍でもないものは帰…」
ヨナ『「嫌!」です!』
そう言いながら、ヨナはハクの右腕に、Aはハクの左腕に抱きついた。
このままハクがキジャに押されれば、風の部族を出た時のように、また去ってしまうような気がしたからだ。
ヨナ「ハクは私とAの幼馴染みで、城を出てからも独りになってからも見捨てず傍に居てくれたの!」
『この人は私にとって大事な人…!ハクが一緒じゃなきゃ、嫌…!…です…っ』
ハク「……っ」
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れ(プロフ) - 大好きな小説です、、、、更新が日々楽しみです!(^∇^) (2021年9月25日 10時) (レス) @page45 id: 209bb49b1a (このIDを非表示/違反報告)
fruit - とても面白かったです 続きめっちゃ楽しみにしています。 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2021年7月9日 17時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!!! (2021年5月25日 2時) (レス) id: f151b0ddd6 (このIDを非表示/違反報告)
まなむ(プロフ) - 待ってました!!続き楽しみにしてます^^* (2021年5月24日 16時) (レス) id: 5ac4c05584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メリ助 | 作成日時:2020年2月7日 0時