2人きりの時間 ページ12
キジャがAの言葉に一瞬だけ目を輝かせると、それを隠すように里の人達にAを運ばせた。
ババ「ふむぅ…此度はもしやと思ったのじゃが」
落ち着きを取り戻したヨナ達は聞き寄った。
ヨナ「あの、どうしてAが白龍と結婚をするの…？」
ユン「そうだよ！もしかして白龍、早速Aを好きになっちゃったの？」
ユンの言及にキジャは至って真剣な表情でユンを見つめ返した。
キジャ「無論！心から愛している！！」
ユン「え！？思いっきり言う？！恥ずかしっ！」
ハク「ほう？？そうかよ…(怒)」
キジャ「しかし、私の一方的な想いをA様に押し付ける気は毛頭ない。私と結婚するかはA様自身がお決めになる事だ。そして我々は明日旅立つのだ、主と姫の為に、私は守り、戦う！邪な気持ちでお二人の安全を揺るがす気もないぞ。」
ハクがキジャを睨みつけるも、キジャがそう述べるとヨナが二人を止めた。
ヨナ「皆落ち着いて！…旅の道中白龍がAを好きな気持ちを閉じ込めておいて、私達も知らない事にするから！Aの為にも、とにかく普通で行くわよ！いい？」
ヨナの言葉に三人ともが頷いた。
キジャ「我が主の申せであれば！」
ハク「りょーかい。(まあ俺が目をつけてればいいか…)」
ユン「分かったよ…。」
そしてその後、キジャは宴の準備を手伝うべく、そしてAを様子を見に、一度部屋に戻る事に。ヨナ達三人は、大樹の麓で座って待っている事にした。
・・・
『もう大丈夫なのに…布団まで敷いてくれるなんて…。本当に心優しい人たち…』
キジャ「そうですね、皆優しい人々です。お気分はいかがですか…？」
『白龍さん…！』
Aがそう独り言を呟いていると、キジャはそれに応えながら入ってきた。
『ごめんなさい、貴方にもご心配をお掛けしましたね…？』
キジャ「いえ、とんでもない！ババが余計な事を言ってしまいっ」
またもや謝ろうとするキジャをAは制した。
『そんなに謝らないで下さいな…！本当に大丈夫ですからっ！』
キジャ「左様ですか！それは良かったです。宴までもう暫くかかります。申し訳ございません、直ぐにでも旅立ちたいでしょうに…」
しゅん、と悲しげに顔を落としてAを見あげるキジャはまるで子犬のようだ。
それを見て、Aはくすっと笑ってしまう。
『ふふっ謝らなくてもいいと言った傍から…』
キジャ「あっ申し訳ございま……あぁまただ！！」
A「あははっ白龍は面白いですねっ」
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れ(プロフ) - 大好きな小説です、、、、更新が日々楽しみです！（＾∇＾） (2021年9月25日 10時) (
レス) @page45 id: 209bb49b1a (このIDを非表示/違反報告)
fruit - とても面白かったです 続きめっちゃ楽しみにしています。 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2021年7月9日 17時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！！ (2021年5月25日 2時) (レス) id: f151b0ddd6 (このIDを非表示/違反報告)
まなむ(プロフ) - 待ってました！！続き楽しみにしてます^^* (2021年5月24日 16時) (レス) id: 5ac4c05584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メリ助 | 作成日時：2020年2月7日 0時
