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貴方視点
貴「・・・なんでしょうか、お館様」
産「いや、最近どうかなと思ってね」
貴「・・・」
産「ちゃんと人と話してみたらどうだい?少なくとも柱の子供たちはいい子だってA自身も分かっているだろう?」
貴「・・・」
産「無理にとは言っていないよ、ただ、少しでもいいから人を信用してみて欲しいんだよ」
私が人をまた信用出来るようにお館様はこういう話をすることがある
初めて会った時もそうだった
私は5歳の時、既に人を信用することが出来なくなっていた
それから人と一切関わらなくなって16歳になった
ある日、お館様が突然現れこう言った
産「・・・もう大丈夫だからね」
そう言われた瞬間、何を言っているんだろうという思いと同時に謎の安心感があった
産「私が居るからね。安心してね」
貴「・・・」
産「辛かっただろうね、悲しかっただろうね。もう大丈夫だよ、君を嫌う人はここには居ないからね」
――――――――
『お前の事を嫌う人はここには居ないから安心しろ』
―――――
あの人の言葉、姿と重なった
威嚇して睨んでいた私を落ち着かせようと優しく声を掛けてくださった
だが、その頃の私は急にそんな事を言われても警戒を解かなかった
貴「誰だ、何が目的だ」
産「ああ、名乗ってなかったね。私は産屋敷耀哉。鬼殺隊という組織は知らないかい?」
貴「・・・知ってる」
私は個人で鬼を何百と狩っていたため、鬼の情報と一緒に鬼殺隊というものがあるということを知った
産「私はそこの主だよ」
貴「だからなんだ。勧誘とやらか?乗らんぞ」
産「少しでもいいから力を貸してはくれないかな」
貴「いやだ」
産「そうか・・・。君が嫌なら無理強いはしないよ。ごめんね、またどこかで」
そう言ったものの、その後はあまね様が何回も来るものだから毎日鬱陶しくなり了承すると、すぐに柱の階級になった
大正コソコソ話
悲「この時のお館様はただ人を信用する心を取り戻して欲しいだけだったらしいが、いつの間にか鬼殺隊に入って欲しいという話になってしまったらしい・・・南無」
し「ですがどっちにしろ誘う予定だったらしいので結果的によかったじゃないですか」
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九狐 - むいくんゆうくんかわええ〜。これからも頑張ってください(*´ー`*) (2019年11月18日 9時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
みつき - 応援してます。頑張って下さい! (2019年10月16日 2時) (レス) id: 07d3d3da7d (このIDを非表示/違反報告)
ツクヨミ(プロフ) - 面白かったです無理せずに体に気をつけて更新頑張ってください (2019年10月15日 1時) (レス) id: 4899b109d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 | 作成日時:2019年10月14日 5時