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三十三 ページ38

貴方視点


貴「・・・どうしたんだ?この小僧」


久しぶりにお登勢のスナックに行くと、小僧がいた


?「い、いらっしゃいませ!」

銀「こいつは晴太、訳あってここで働いてんだ


貴「ほう、僕は八神Aだ。よろしく頼む」

晴「晴太です、よろしくお願いします」

貴「敬語は無しでいい」

晴「う、うん」


この歳で働くとは、偉いな


貴「お登勢、日本酒頼めるか?」

登「まだ昼よ?」

貴「1本だけだ」

登「はぁ・・・晴太、日本酒一本」

晴「は、はい!」



銀「ご苦労なこった、こんなババアにこき使われて」

登「誰がババアだ!!それに、自分から働きに来てるんだ!!こき使ってないよ!」

銀「でもお前そこからあんまり動いてねぇじゃん。店主が動かないのはどうかと・・・」

晴「どうぞ」

貴「ありがとう」



貴「銀時、お前の場合は全く動いてないだろ。店があるだけで何もしてないじゃねぇか。それに、金があってもパチンコ行くから言われるんだ」

銀「な、何故それを・・・」

貴「この前神楽に会ってな、色々と話を聞いていた」

銀(神楽ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)

貴「少しは努力したらどうだ」

銀「それ以上言わないで〜・・・」ギュー


まったくこいつは・・・




___チリン



!!鈴の音・・・


銀「どうした?」

貴「・・・すまない、用事があるの忘れていた。金はここに置いて行く」



そう言って祠まで走って行った








貴「・・・神様、来ましたよ」


祠に言うと目の前が真っ暗になった



――――――――――――――
―――――――――
――――



「・・・〜て・・・」

「お・・・て・・・」


神「起きて!!!」

貴「うるせぇです」ゴンッ

神「いったぁぁぁぁぁぁ!!!殴らなくてもいいだろ!!!」

貴「じゃあうるさくしないでください」

神「扱い雑・・・」←


変わらないなこの人・・・



貴「それで、なんの用ですか?」

神「あ、忘れてた」

貴「・・・はぁ、早く話してください」

神「ああ、Aの呪いの事なんだが・・・」

貴「!!」





神「もしかしたら、Aの中で暴走するかもしれないんだ」

貴「・・・」

神「多分それは一年後くらいに来る。暴走したらAはAじゃなくなる。ただ破壊を求める化け物になるんだ」



神「一度暴走したら元には戻れない。どういう事か分かる?」

貴「僕を殺さないといけない・・・」

神「そう・・・だから、









今をめいいっぱい楽しんでくれ」

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作者名:夜桜 | 作成日時:2018年11月25日 23時

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