鬼殺隊の最年長は皆からモテる【鬼滅の刃】【男主】

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貴方視点



貴「相変わらずだな、槇寿郎」

槇「!A!!」

貴「家族とは上手くっているか？」

槇「･･･」

貴「いつでも相談に乗ると言っただろう？」

槇「･･･すまねぇな」


妻が死んでからというもの気が弱くなってしまった槇寿郎は、酒に酔ってしまっていた

友人である俺がなんとか酒を辞めさせ、今はただの気の弱い男になっている


貴「･･･」ﾜｼｬﾜｼｬ

槇「?!な、なんだ?!」

貴「･･･空回りしてしまうのも変わらない。瑠火さんの時もそうだったな、告白してくても･･･」

槇「?!それは言うな//」

貴「全く、不器用な男だな」ﾌｯ

槇「･･･」


ここまで引きずるとは思わず今まで言わなかったが、ここはガツンと言わなければならないな


貴「俺が見てきた勇敢な背中はどこ行ったんだ？お前は冷静で強い男だったではないか」

貴「瑠火さんが亡くなってしまったのは悲しいだろう。だがそれはお前だけじゃない」

槇「!」

貴「杏寿郎も辛かっただろうし、物心ついてから母親がいない千寿郎は寂しいし不安だっただろう。その中で頼れるのはお前だけなんだ」

槇「･･･」

貴「俺の言いたいこと分かるな？」


そういうと槇寿郎は立ち上がり、俺の方を向いた


槇「俺より年下のくせに年上に立派に説教か？」ﾜｼｬﾜｼｬ

貴「ちょ、痛い痛い!力強い!俺そんなに強くやってないだろう!」

槇「･･･ありがとうな」

貴「!ああ」


髪がグシャグシャになったが、まあ許してやろう

もう夕方か･･･
買い出しに行っている杏寿郎達はもうすぐ帰ってくるだろうな


貴「さて、杏寿郎達が帰ってくる前にご馳走でも作るか!俺もここで食べさせて貰うぞ」

槇「･･･手伝うぞ」

貴「え･･･お前料理出来たっけ･･･」

槇「基本的な物は出来る!!」

貴「あはは、知ってるよ。瑠火さんから聞いてたし、不器用だったって」

槇「あいつ･･･!!」

貴「ふふっ。ほら、準備するぞ」



本当に世話の掛かる男だ･･･

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