鬼殺隊の最年長は皆からモテる【鬼滅の刃】【男主】

続 ページ40

宇髄視点



貴「･･･家族が失態を犯したからって殺していい理由にはならねぇよ」


そいつの言葉はいつもの暖かくフワフワしたものではなく、一言一言が冷たく刃のように鋭かった



「掟なのだからしょうがないだろう」

貴「ふざけんじゃねぇ!!家族はそんな簡単に殺していいものじゃねぇんだよ!!」

「その家のやり方というのがあるだろ」

貴「それが腐ってんだよ!お前これが普通だと思ってんのか？」

「忍の里では当たり前だ」



ここまで怒っているあいつを見るのは初めてだ･･･


貴「･･･じゃあ天元達は俺の家族だ。もう忍の里とか関係ねぇ」

宇「!!」

貴「さっさと出ていけ、二度と顔を見せるな。次姿を表したら」


そう言った時、俺が瞬きをした瞬間


貴「殺してやるから」

「!!」ｿﾞﾜｯ


弟の首には刀が

嘘だろ？俺も忍なんだぞ!?いくら強くても、動きが見えないなんて考えらんねぇ!!


「･･･」


弟は黙って外に転がってた忍を回収し、素早く去った



貴「･･･大丈夫か？怪我はねぇか？」


あいつが振り向くと、凄く心配そうな顔で俺に駆け寄ってきた


貴「ごめんな、話は聞いていたがここまで追ってくるとは･･･。でも、無事でよかったよ」ﾌﾜｯ



柔らかく笑った顔がとても美しいく、心臓が騒いだ



なんだ、これ･･･




貴「今日は嫁さん達のところに寝な」



ドタドタドタ!!



「「「天元様!!!!」」」



後から駆けつけた嫁達に心配されながら、言われた通りに嫁達と寝た







視点無し







次の日




貴「？どうした、そんなに引っ付いて来て」

宇「何でもないです･･･」

貴「そうか？でも、なんか落ち着くなぁ」微笑


宇「〜ｯ!!」ｷﾞｭｯ!!

貴「天元!!軽く締まってる!!」




この日から宇髄はAに懐いたとか




後日談？


宇「いやー、この時のAさんはかっこいいし綺麗だし惚れたしで心ん中で派手にごちゃごちゃしてたぜ」

し「そんなことがあったんですか･･･」

宇「ああ、この時Aさんに反抗してた俺を殴りたいぜ･･･あ、でも少し悲しそうな顔をしたAさんの表情は少しゾクッとしたぜ!!」←

し「そうですか、ではこの毒を飲んで頂いてもいいですか？」←

宇「は?!ちょ!!おまっ!!どこにそんな力がっ!」





しばらく宇髄の姿を見た者はいなかったそうな･･･



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