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今まで__数百年もの間生きていて、私は初めて退屈しない日々を過ごしていた。


日が登れば金色に輝く髪を思い出し、夜になれば彼と共に時を過ごす。



それは、私には勿体ない程に充実した時間だった。



「こんなにここに来て大丈夫なの?」



善逸が毎日欠かさずここに来てくれるものだから、不安になって何度か聞いたことがある。


「勿論!俺のことは気にしなくて平気だよ!!」



その時彼は、いつもニコリと微笑むのだ。

見るだけで胸がギュッと締め付けられる、優しい笑顔で。




この人を食べようとしていたなんて、今は自分でも信じられない。




「Aちゃん見て!!星がすごく綺麗だ」



隣で私の着物の裾を引っ張る善逸に、私は顔を上げ夜空を眺めた。



「本当だ………」




視界を埋め尽くす、満天の星。


今まで夜空を見上げたことなんてなかったから、こんなに美しい景色を見られるなんて知らなかった。



「あぁもう俺幸せだよ!!Aちゃんとこんなに綺麗な景色見れるなんて!!」



善逸が嬉しそうに笑った。


幸せ、か。



「私も、幸せ」




ポツリとそう呟く。


いつまで、この幸せは続くのだろうか。





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名無し94249号(プロフ) - パスワード教えてくださいませんか? (2019年12月27日 17時) (レス) id: 8a59bf4e66 (このIDを非表示/違反報告)
名無し94249号(プロフ) - パスワード教えてくださいませんか? (2019年12月27日 17時) (レス) id: 8a59bf4e66 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 新作も見ました。とても良い作品でした! (2019年11月30日 18時) (レス) id: 345ee1e063 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 鬼の女の子とは...ねずこちゃんですね! (2019年11月24日 18時) (レス) id: eb6c59978d (このIDを非表示/違反報告)
ななつき(プロフ) - この話好き。消さないで欲しい。また新作楽しみにしてる (2019年11月16日 1時) (レス) id: 9b592ae29e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーた x他1人 | 作成日時:2019年11月5日 18時

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