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夜中の自主練の内容は、隣山まで走ることに変わった。
昼間は爺ちゃんに見張られているから、Aには夜に会いに行かなければならない。
普通、女の子は夜中に神社になんていないだろう。
でもその時俺は、Aはいるだろうと確信していた。
何となく彼女が"普通の人間"ではないことが、わかっていたんだ。
「善逸、来てくれたのね」
カラン、と音を鳴らして、Aは俺に微笑んだ。
大人っぽいと思えばそう見えるし、子供らしいと思えばそう見える笑顔だった。
「Aちゃん、今日は花を摘んできたんだ」
そっと握っていた花を、君に差し出す。
「わぁ、綺麗なお花。初めて見たわ」
月明かりにその花を透かしながら、Aは嬉しそうな声を上げる。
その花は、この神社の階段を降りたところに沢山咲いていた。
何故彼女がそれを知らないのかはわからなかったが、そんなことはどうでも良かった。
「Aちゃんの方が、ずっと綺麗だよ!!」
つい、思っていたことが口をついてでる。
勢いでそのまま彼女の手をギュッと握れば、Aちゃんは頬を少し赤く染めてはにかんだ。
「ありがとう」
「あぁもう可愛い!!」
俺は幸せ者だ。
こんなに綺麗で優しい女の子と出会えるなんて。
もし神様がいるのなら、全力で感謝の意を伝えたい。
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名無し94249号(プロフ) - パスワード教えてくださいませんか？ (2019年12月27日 17時) (
レス) id: 8a59bf4e66 (このIDを非表示/違反報告)
名無し94249号(プロフ) - パスワード教えてくださいませんか？ (2019年12月27日 17時) (レス) id: 8a59bf4e66 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 新作も見ました。とても良い作品でした！ (2019年11月30日 18時) (レス) id: 345ee1e063 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 鬼の女の子とは...ねずこちゃんですね！ (2019年11月24日 18時) (レス) id: eb6c59978d (このIDを非表示/違反報告)
ななつき(プロフ) - この話好き。消さないで欲しい。また新作楽しみにしてる (2019年11月16日 1時) (レス) id: 9b592ae29e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーた
x他1人 | 作成日時：2019年11月5日 18時
