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「伊之助、勝手に先に行くな!」
「行き先同じなんだからいいだろ!」
数年前のことを思い出しながら、炭治郎達と共に石段を登る。
神社の鳥居が見えてきた。
数年経っても変わらないその姿に、俺は小さく安堵の息をつく。
「善逸、この神社には一体だれが祀られているんだ?」
「え?あー、それはな」
折角ここまで着いてきてもらったのに、答えないのも良くないよな。
そう思いながら口を開く。
「俺の、俺だけの守り神だよ」
「そうか」
森から顔を覗かせた狐を追いかける伊之助を横目に、炭治郎が静かに微笑んだ。
Aちゃん、俺、幸せだよ。
結局、人間の女の子には恋できなかったけど。
でも、大切な仲間に囲まれて、
可愛い鬼の女の子を好きになったんだ。
君も、見ていてね。
心の中でそう呟けば、カラン、と返事が帰ってきた。
俺の神様は、ずっと俺を見守ってくれている。
【END】
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名無し94249号(プロフ) - パスワード教えてくださいませんか? (2019年12月27日 17時) (レス) id: 8a59bf4e66 (このIDを非表示/違反報告)
名無し94249号(プロフ) - パスワード教えてくださいませんか? (2019年12月27日 17時) (レス) id: 8a59bf4e66 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 新作も見ました。とても良い作品でした! (2019年11月30日 18時) (レス) id: 345ee1e063 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 鬼の女の子とは...ねずこちゃんですね! (2019年11月24日 18時) (レス) id: eb6c59978d (このIDを非表示/違反報告)
ななつき(プロフ) - この話好き。消さないで欲しい。また新作楽しみにしてる (2019年11月16日 1時) (レス) id: 9b592ae29e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーた x他1人 | 作成日時:2019年11月5日 18時