130話 何度でも ページ36
『百一緒に帰らない？』
「はい！もちろんです！」
無事今日も一日が終わり、百とお茶でもして帰ろうかと誘った所良い返事が貰えた
のだが．．．
「夜月、ちょっといいか」
『．．．』
ここに来ての呼び出しですか．．．轟くん！
『悪いけど、百と帰るからまた今度にしてもらえない？』
「．．．
八百万、今日夜月となんか約束してんのか？」
「え？いえ、そういうわけでは．．．」
『ちょ！もう帰るって言ってるんだからまたにして、よ．．．』
やや強引な轟の言葉に言い返すも、冷ややかな視線を送られ言葉が尻すぼみになっていく
「あの日からお前が避け続けるのも、俺はずっと我慢してたんだ
少しの我儘くらい通してくれてもいいだろ」
『．．．っ』
「と、轟さん．．．？」
徐々に険悪になる私達に賑やかだった教室が静かになる
「話しがあるんだ、付き合ってくれるだろ」
『．．．』
無言で教室を出ようとする私を轟が制した
「A」
『．．．っ！』
名前を呼んだことで教室が一気にざわめき出す
私の後ろまで歩み寄ってきた轟が再度口を開いた
「俺は、ここで話してもいいけどな」
『！．．．百ごめん、また今度一緒に帰ろ』
「あ、いえ．．．はい」
それを聞いて教室を出た私の後ろを轟は着いてくる
学校を出て、なるべく人がいない場所に向かった
数十分ほど歩き続ける間も、会話は無く
隣に並んで歩く事も無かった
そしてやっと辿り着いたのは小さな公園
少し急な坂を登り、しかも住宅街からは随分離れるため人は一人もいない
丘の上についでとばかりに設置された遊具たち
それを囲むようにあるのは背の低い木や手入れがされていない花壇
世界から切り離されているような異質な空間
私が見つけた特別な場所だ
「すげえな．．．」
ボロボロの公園の中でも唯一綺麗な状態のベンチに腰掛ける
轟も座れるように横を空けると素直に隣に座った
小さめのベンチは二人が座れば少しの余裕しか出来ない
僅かに触れ合う肩
さっきよりもずっと近くなった距離
轟は未だに口を開かない
『．．．怒って、るの．．．？』
「は？」
『あの日からずっと避け続けてきたし．．．
でも、私もどうしたらいいかわかんなくて
あの言葉の真意とか？聞こうにも逃げた手前気まずかったし．．．』
「真意も何もないだろ」
『え．．．』
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SHINKAI(プロフ) - 弁財天ちゃんさん» こんばんはです弁財天ちゃん！コメント励みになります。ありがとうございます！頑張って更新していくので、続きをお楽しみにしていてください！ (2019年2月4日 1時) (
レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
弁財天ちゃん - SHINKAIさん» SHINKAIさんこんばんは弁財天ちゃんです！！夜分遅くでもお仕事ご苦労様です(*^_^*)先程の内容を読ませて頂いたところヒロインは焦凍の告白に何故か答えられない要素がありますが一体どうしてなのか気になりますね(-""-;)また今後の内容をお待ちしてます！！ (2019年2月3日 20時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
弁財天ちゃん - SHINKAIさんおはようございます弁財天ちゃんと言います不束な点がございますがよろしくお願いいたします！！最近第三段製作おめでとうございます(*^_^*)！！此れからも忙しくなりますが影ながら応援してますのでまたの内容をお待ちしてます＼(^_^)／ (2019年1月17日 7時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - いまづきさん» ありがとうございます！頑張って更新していきます。 (2019年1月6日 23時) (レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 面白かったです！再新頑張ってくださいp(^-^)q (2019年1月6日 20時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2019年1月6日 4時
