99話 ページ4
「Aお姉ちゃん遊ぼ！！」
「ダメだよ！Aちゃんはわたしと遊ぶのー！」
「なんでー！やだぁ！」
「ダメダメダメー！！」
右に引かれ左に引かれ
そろそろ腕が限界です．．．っ
『よ、よし！皆で遊ぼう！！』
「皆で？」
『そう！皆で鬼ごっこしよ！
他の子達も呼んでおいで
私が鬼になってあげるから、皆で仲良く遊ぼ』
私がそう言うと、二人は仲よく手をつないで園内にいる皆を呼びに行った
『．．．寒いなぁ．．．』
今にも雪が降りそうな空を見上げる
一際冷たい風が吹く12月のことだった
悪夢の日まで、あと．．．＿＿＿
「見つけましたよ．．．
黒い雛鳥」
「随分と曇ってきたわね．．．
雪でも降るのかしら？」
『積もったら雪かき大変ですね〜．．．
去年なんか気付いたら雪合戦になってたし．．．』
「そういえばそうだったわねー
でもなんだかんだ言ってAちゃんは一番手伝ってくれるじゃない
皆のお世話もしてくれるしね」
「Aお姉ちゃーん！」
「あら、お呼びみたいよ？」
『はーい！すぐ行くよ！
雪、すぐにでも降ってくると思いますよ』
「あら、そう？
なら洗濯物入れなくちゃね」
若い女の先生の言葉を聞いてから皆の所に走って行った
「遅いー！」
『ごめんごめん
皆いる？じゃあ鬼ごっこ始めようか
さぁさぁ！逃げろよー！追いかけるよー！』
それを合図に自分より小さな子達が一斉に駆けだす
どれくらいの時間遊んでいただろうか
気付いたらもう夕飯の時間になっていて
皆で急いで校庭を走って園内に戻った
温かいお鍋を食べていたらふと、外に白いものが見えた
『．．．雪だ』
私の声が聞こえたのか、数人が窓に向かっていく
1年ぶりの雪に皆がはしゃぐ中、私は食器を片付けていく
「わー！雪だ雪だ！すごーい！」
子ども特有の高い声をBGMに冷たい水に手を付けようとした時だった
『．．．．．．』
本当に小さな音だったけれど、私の耳には確かに届いた
他は誰も気付いていない
『．．．』
誰かが．．．扉を開けた
私がそっと玄関の方に目を向けた時、ガチャンッと扉が閉まった音がした
流石に皆も気付いて、音のした方、玄関を見る
「．．．だぁれ．．．？」
誰かが小さく呟いた
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SHINKAI(プロフ) - 弁財天ちゃんさん» こんばんはです弁財天ちゃん！コメント励みになります。ありがとうございます！頑張って更新していくので、続きをお楽しみにしていてください！ (2019年2月4日 1時) (
レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
弁財天ちゃん - SHINKAIさん» SHINKAIさんこんばんは弁財天ちゃんです！！夜分遅くでもお仕事ご苦労様です(*^_^*)先程の内容を読ませて頂いたところヒロインは焦凍の告白に何故か答えられない要素がありますが一体どうしてなのか気になりますね(-""-;)また今後の内容をお待ちしてます！！ (2019年2月3日 20時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
弁財天ちゃん - SHINKAIさんおはようございます弁財天ちゃんと言います不束な点がございますがよろしくお願いいたします！！最近第三段製作おめでとうございます(*^_^*)！！此れからも忙しくなりますが影ながら応援してますのでまたの内容をお待ちしてます＼(^_^)／ (2019年1月17日 7時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - いまづきさん» ありがとうございます！頑張って更新していきます。 (2019年1月6日 23時) (レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 面白かったです！再新頑張ってくださいp(^-^)q (2019年1月6日 20時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2019年1月6日 4時
