116話 ページ22
「共に平和を守る人間として．．．
ありがとう！」
閉められた扉の向こうで、そんな声がした
「それと、お前らにもう一人客が来てる
入ってこい！」
ついさっきまで話をしていたグラントリノの声がして、そっと扉を開けた
「「「！！」」」
「A．．．なんで．．．」
驚いたように目を見開く出久を見て、部屋に入った
扉を閉めて、3人の目の前に立つ
『なんで、なんて．．．言わなくても分かってるくせに』
「っ！」
『何があったかは、一応聞いてる．．．
私も、お前らの事言えた義理じゃないけど言わせてもらう
お前達のした事は間違いだよ』
「っ！！」
出久が何か言い返そうとしたのか、口を開きかけたけどそれも許さない
『轟も出久も、どうして真っ先にプロを呼ばなかったの？
自分達だけでなんとかなるとでも思ったわけ？
そもそも、お前ら戦闘許可下りてなかったよね？』
「それはっ！」
『言い訳なんていらない
今回は偶々、運がよかっただけだよ
あんまり自分の力を過信し過ぎるなよ．．．
死んでからじゃ、遅いんだから．．．』
「「．．．っ」」
『そんで、飯田．．．
お前はお兄さんの敵を取りたかったの？それとも死にいきたかったの？』
「．．．」
『飯田、お前が今回した事は皆を危険に晒しただけだよ
一歩間違えてたら、お前は２人を殺してた』
「．．．っ！」
『お前が今回の事をどれだけ反省したとしてもね、この事実はなくならない
よかったねぇ．．．誰も死ななくて』
「っ！おい！夜月！！」
轟が私の肩を掴んだけれど、それをそっと退ける
『忘れるなよ、飯田．．．お前が今回犯した過ちを
全部終わってから泣き喚いたって、もう遅いんだから．．．』
肩を震わせて俯く飯田を見下ろして、小さく息を吐く
『飯田．．．』
なるべく優しく名前を呼んでやると、ゆっくりと視線が合った
『．．．眼鏡の曇りは取れたかな？』
「！！」
そっと笑って問うと、驚いたような顔をした後に泣きそうな顔で笑った
「ああ．．．！
大切な友人達が取り払ってくれた．．．！」
『そう．．．』
最後に、飯田の肩をぽん、と叩いてから静かに病室を出た
病院から出ると、スマホが鳴った
『．．．はい、今から戻ります
了解です．．．』
一度空を見上げて、一歩を踏み出した
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SHINKAI(プロフ) - 弁財天ちゃんさん» こんばんはです弁財天ちゃん！コメント励みになります。ありがとうございます！頑張って更新していくので、続きをお楽しみにしていてください！ (2019年2月4日 1時) (
レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
弁財天ちゃん - SHINKAIさん» SHINKAIさんこんばんは弁財天ちゃんです！！夜分遅くでもお仕事ご苦労様です(*^_^*)先程の内容を読ませて頂いたところヒロインは焦凍の告白に何故か答えられない要素がありますが一体どうしてなのか気になりますね(-""-;)また今後の内容をお待ちしてます！！ (2019年2月3日 20時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
弁財天ちゃん - SHINKAIさんおはようございます弁財天ちゃんと言います不束な点がございますがよろしくお願いいたします！！最近第三段製作おめでとうございます(*^_^*)！！此れからも忙しくなりますが影ながら応援してますのでまたの内容をお待ちしてます＼(^_^)／ (2019年1月17日 7時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - いまづきさん» ありがとうございます！頑張って更新していきます。 (2019年1月6日 23時) (レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 面白かったです！再新頑張ってくださいp(^-^)q (2019年1月6日 20時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2019年1月6日 4時
