110話 職業体験２ ページ16
「前例通りなら保須に再びヒーロー殺しが現れる
しばし保須に出張し活動する！！
市に連絡しろぉ！！」
そんなエンデヴァーさんの言葉は今朝の事だ
そして私達は今保須に現着したのだが
『なんだか、やけに騒がしいですね』
エンデヴァーさんも警戒して周囲を見渡していた時だった
ドォオンッ！！
『っ！？』
少し奥の方で地響きがし、直後に炎が上がった
「焦凍！事件だついてこい、ヒーローというものを見せてやる！」
『！』
ホルダーに入れた携帯が震えたが、気にならなかった
『(今．．．)』
「ケータイじゃない俺を見ろ焦凍ォ！！」
そんな声を無視して真逆に走りだす轟
「どこ行くんだ焦凍ォ！！！」
「江向通り４−２−１０の細道
そっちが済むか手の空いたプロがいたら応援頼む
おまえならすぐ解決出来んだろ
友達がピンチかもしれねえ」
そう言った轟は直後に私の事を呼んだけれど、私は
『行かない』
「！．．．っ」
目も合わせずに言った私に、轟は走って遠ざかって行ったのが分かった
私は元々の進行方向をじっと見つめたまま、エンデヴァーさんに声をかけた
『さっき、声がしました』
「なに！どこだ！？」
現着と同時に張った水の膜が拾ったのは小さな声だった
『ここからだと少し遠いかもです．．．
エンデヴァーさん！行かせて下さい！！』
「！．．．戦闘は極力控えろ
市民の救助が優先だ
最悪の場合の戦闘は俺が責任を持つ
行け！！」
『はいっ！！』
一気に跳びあがった私
エンデヴァーさん達の声は一瞬で聞こえなくなった
張っていた水を回収して節約する
．．．っ．．．
．．．．．けてっ！
『！！』
遠かった声が近くに聞こえた
たすけてっ！！！
『！そこかっ』
高いビルの間にある少し広めの路地裏
そこに探していた人はいた
『なんで、あいつがっ！』
真上から殴りかかろうとした私の目に映ったのは黒い巨体
かといって、今更止まる事も出来ずそのまま巨体に拳を振り下ろした
ズガアアアァァンッ！！！
激しい音と同時に巨体は地面に叩き付けられた
小さな男の子を抱えた女性は壁に背を預けて座り込んでいた
驚いたように私を見上げる女性に振り返って
『もう大丈夫！私がきた！！』
どこかのヒーローの真似事をして笑ってみた
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SHINKAI(プロフ) - 弁財天ちゃんさん» こんばんはです弁財天ちゃん！コメント励みになります。ありがとうございます！頑張って更新していくので、続きをお楽しみにしていてください！ (2019年2月4日 1時) (
レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
弁財天ちゃん - SHINKAIさん» SHINKAIさんこんばんは弁財天ちゃんです！！夜分遅くでもお仕事ご苦労様です(*^_^*)先程の内容を読ませて頂いたところヒロインは焦凍の告白に何故か答えられない要素がありますが一体どうしてなのか気になりますね(-""-;)また今後の内容をお待ちしてます！！ (2019年2月3日 20時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
弁財天ちゃん - SHINKAIさんおはようございます弁財天ちゃんと言います不束な点がございますがよろしくお願いいたします！！最近第三段製作おめでとうございます(*^_^*)！！此れからも忙しくなりますが影ながら応援してますのでまたの内容をお待ちしてます＼(^_^)／ (2019年1月17日 7時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - いまづきさん» ありがとうございます！頑張って更新していきます。 (2019年1月6日 23時) (レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 面白かったです！再新頑張ってくださいp(^-^)q (2019年1月6日 20時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2019年1月6日 4時
