エーデルワイスを君に4【HUNTER×HUNTER】 (ページ10)

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第154話ページ10

「クラピカから少し聞いたわ
　狼、ってことは聞かされてなかったけどね」

『．．．』

「あー、そうそう
　でもこの姿の時は喋れないんだよ」

「あら、そうなの」

『 “この姿は念能力だよ、どうぞよろしくね“ 』

「ええ、よろしく
　(念字を作るのがとても速い
　ただでさえ気を張り巡らしてるこの状況で．．．)

　クラピカがあなた達を頼る気持ちがわかるわ」

『．．．』

「ストップ！

　この道を曲がって100mくらい
　その先に奴らがいるわ」

キルアが確認に行くとのことで、Aもそれについて行き建物の屋上に上がる

確認すると、標的であるパクノダを確認する事ができた
6人で行動している

キルアは面識がないようだが、クロロもいた

電車に乗り込む
Aは体をさらに小さくし、今はキルアのフードの中に入っている

リバ駅到着

『．．．』

Aがキルアの髪を引っ張ると同時にセンリツから合図が
どうやら連中が電車を降りたようだ

「今センリツと駅の出口にいる
　6人は北西方向に走ってるってよ」

“ああ、私が追ってる“

『！』

「まさか走って追っかけてんのか？やばいって！
　絶対気づかれるぞ、すぐ中止．．．

　おい！
　チッ、切りやがったあの野郎

　．．．A？」

フードから降りたAはじっと北西方向を見つめる

『(あの馬鹿野郎．．．)』

どうやらゴンもクラピカを追って行ったようだ

「ったく、どいつもこいつも勝手に動きやがって！」

『ﾜｳ！』

「「！」」

路地裏に入ったAが元の大きさまで姿を戻す

『 “絶したまま乗って“ 』

Aは2人が背に乗ったのを確認して一気に建物の屋上に飛び上がる

「おわ！」

もうすでに走り出した彼らを追うためにも、今はAの足が必要だ

建物の上を駆けていくA
雨で遮られる中、1秒でも早く彼らのところに着くため足を動かす

「Aちゃん、あれ」

センリツの言葉に目を下に向けると、路地裏とゴミ箱にゴンとクラピカが隠れていた
すぐに下に降りる

「ごめんなさい！もう追っかけないから許してください！」

ゴンが3人の前に飛び出る
そしてクラピカは．．．