エーデルワイスを君に2【HUNTER×HUNTER】 (ページ29)

今日:2 hit、昨日:43 hit、合計:35,723 hit

第74話ページ29

「念とは生き物ならば必ず存在する生命エネルギーのことじゃ

　それを自在に扱うことのできる者を念能力者という
　念は修行自体で誰にでも使うことができる

　しかし普通であれば、この力は体の中に眠っている
　それを、修行か無理やりで目覚めさせる」

『修行はわかるけど．．．無理やり、って？』

「念による攻撃じゃ
　念能力を使えない生身の体に、念での攻撃を行うことで体内にある精孔を開かれる

　そうすることで纏を行いやすくするんじゃ」

『纏．．』

ネテロはホワイトボードに何やら文字を書き始めた

纏、絶、練、発
念の基礎となる四大行である

纏はオーラを体の周囲に留めることで、これにより若さを保つこともできる。

絶は開いた精孔を閉じ、オーラを全く出さないようにする状態のことで、気配を絶ち疲労回復にも効果がある。

練は精孔を広げ、通常以上のオーラを放出することで攻防力を上げることができる。

発はオーラを自在に操ることで、念能力の集大成でありいわゆる必殺技もこれに当たる。

そして上記の応用技に当たるのが、周、隠、凝、堅、円、硬、流である。

それに加え、オーラにはそれぞれ系統があり
強化系、変化系、放出系、操作系、具現化系そして特質系の6つに分けられる

これを判別する方法はいくつかあるが、ネテロの流派は水見式というものを使う。

念能力は奥が深く、制約と誓約
死後の念、除念など様々なものがある

「．．．と、念については一通り話したかのう

　覚えたか？」

『勘弁してください』

奥深いと言った念能力について、ほぼ全ての知識を一気に教えるネテロ
Aは頭を抱えながら蹲っている

彼女の脳がかつてないほどにフル回転している様に、ネテロは愉快そうに笑い声を上げた

「今日はここまでじゃ
　明日までに今言ったこと覚えておくんじゃぞ〜」

『んな無茶な！』

なんとか無事、初日を終えた修行
すでに限界を迎えるA

主に脳みそが

明日からの修行に耐えることができるのだろうか．．．？