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46話 ページ49

安室side

やっとの思いで家に帰ることが出来た...


「はぁ...今日は疲れたな...」




重たい体を動かしシャワーを浴び、ようやっとベットに入る

目を閉じると今日の出来事子が頭を過った


やっぱり、彼女についてもっと調べてみるべきだろうか


「彼女の口からは大した情報は聞き出せそうにないが...」




真白A
22歳

職業は...また今度聞いてみるか

毛利小五郎の娘、毛利蘭と小学生の時からの幼馴染

家族はなし


...色素欠乏症の女性


「さすがに情報が少なすぎる

 風見にでも頼んでおくか...」



”「真白という苗字の
  少女を、探してくれ...っ」”



「...」


真白という少女

世間には公表されていないが、おそらく組織が関係していたであろうとある施設の爆破事件で保護されたのが真白という少女だった


「これが確か、12年前の事件」


この時少女は記憶が混濁しており、記憶喪失という事で処理され施設に送る予定だった
そこをあの人、桜羽さんが少女の身元引受人になった

この時点で公安部は少女と組織の関係を否定している


「(でも桜羽さんは少女を引き取った)」


きっとあの人は少女が組織と何かしら関係していると思っていたんだろう

少女の事は桜羽さんに一任され、それ以降は少女がどうなったかわからない


「...(少女と組織が関係していることがわかったなら、報告するはずだ

 それがないという事は、やはり関係なかったのか?
 それとも少女の記憶が戻らなかったのか...)」


それにしても事件当時の情報が少なすぎる
少女の特徴や名前を書い、て...


「あれ?」


おかしい

おかしいぞ


「事件当時少女には記憶の混濁が見られ、書類上でも記憶喪失として処理されている

 なのにどうして桜羽さんは少女の苗字を知っているんだ?」


たしか桜羽さんは少女の戸籍を作るために上にかけあったという書類が残っていた

どうして桜羽さんは少女に戸籍がないことが分かった?


「少女の名前を調べた...?

 少女は自身の名前を憶えていたのか?
 名前だけ、を...?」


戸籍を作ったのは桜羽さんだ

しかし少女の名前は書類に記載されていなかった

つまり戸籍作成前に少女は名前が知られていなかったことになる
公安部は少女の報告を不要とした

だから戸籍作成後の彼女の名前も報告されていない


「...桜羽さん
 貴方は一体、何をしようとしていたんだ...」


安室side終了

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作者名:SHINKAI | 作成日時:2022年4月6日 16時

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