20話 ウェディングダイブ ページ23
『ねー
私ほんとに行っていいの?』
「大丈夫よ!
私やコナンくんだって行くんだし
それにAはお母さんの代理ってことでお願いされたんでしょ?」
『そうだけど...』
ちらりと横目でおじさんを見ると、おじさんも気にするなと頷いてくれた
旧友の結婚前夜祭に加えておじさんの同窓会
それに代理って必要か...?
『(ま、おおかた酒で酔ってバカなことをしないように
おじさんを見張っててほしくて、だろうな...)』
そう
私は今から小五郎おじさんの旧友の結婚式前夜祭に参加させてもらうのだ
本来ならおじさんの奥さんである英理さんが行くはずだったのだが
仕事があるとのこと
そこで、英理さんとずっと仲良くさせてもらっている私が代理として同行することになったのだ
「ま、伴場には連絡してるし
お前一人くらい増えても問題ねーよ」
『なら、いいんですけど』
「遠慮しねえで食いたいもんちゃんと食えよ」
『はい』
なんだかんだおじさんは面倒見がいい
流石、父親だなぁ...
この時は思いもよらなかった
幸せに溢れるはずの一日が
あんな悲劇に塗り替わり
その悲劇が
私たちの日常に大きな陰を作る者との
運命的な出会いになるなんて..._______
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作者名:SHINKAI | 作成日時:2022年4月6日 16時