第12話 ページ14
その後無事合流したゴン達。
ヒソカに殴られたらしいレオリオは顔をパンパンに腫らしていたが．．．まあ、無事なようだ。
「皆さん、お疲れ様でした
ここ、ビスカ森林公園が２次試験会場となります
では私はこれで
皆さんの健闘をお祈りします」
それだけ言い、サトツさんはまた森に入って行ってしまう。
そして、閉じられた扉が重苦しい音を立て開き始め、受験者達の目がそちらに向く。
「1次試験を通過した受験者の諸君、中へ！
ようこそ！私が2次試験試験管のメンチよ」
「同じくブハラ！」
『(デケェ．．．)
．．．デケェ．．．』
ブハラと名乗った巨大な体躯を眺めた後、椅子に座るメンチと名乗った女性の胸元に視線を移す。
思わず声に出してしまうAをキルアとクラピカが呆れたように見る中、ゴンは首を傾げレオリをは確かに、と頷く
なんとも異様な光景である。
どうやら試験内容は料理らしく、ブハラはお腹を鳴らし受験者達の料理を待っている。
しかし受験者達は試験内容が料理であること、そして2人が美食ハンターであることを馬鹿にしている。
その態度にメンチは少なからず苛立ちの表情を浮かべた。
『(美食ハンターか
彼らだって立派なハンターだ
獰猛な生き物の巣や過酷な環境に赴くことなんてザラにあるだろう)
そんなこともわからないなんて、たかが知れるなぁ．．．』
「どうしたの？」
『ううん、なんでもないよ』
「そっか！
Aも早く行こ！」
『うん！』
指定食材は豚。
合格条件は2人が美味しいと言うこと。
簡単な試験のように思えるが、プロの美食ハンターを揃って満足させることは至難の業だろう。
「豚を捕まえて料理！
1次試験よりずっと楽だな」
「だといいんだがな」
『そんな簡単には行かないと思うけどね〜』
そうぼやいていると、ゴンが坂を滑っていってしまった。
それにキルア、レオリオ、クラピカの順でついて行き最後にAも草の上を滑っていく。
『．．．ちょ！？
なんで止まってん の゛っ』
先についていた4人はなぜか下で止まっており見事にクラピカの背中に激突する。
「お、っと」
『っ(鼻ぶつけたっ)』
「大丈夫か？A」
クラピカは後ろのAを肩越しに振り返る。
鼻を抑えたまま大丈夫ごめんね、と言うA。
心配そうに声をかけるクラピカだったが、ゴンの言葉にすぐに意識がそちらを向く。
Aの目に映ったのは
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SHINKAI(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます！そう言って頂けるとすごく嬉しいです！これからも作品をよろしくお願いします！ (2022年8月31日 0時) (
レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - HUNTER×HUNTERの世界観にあった文章でサクサク読み進めることが出来ました。とても面白かったです！ (2022年8月30日 23時) (レス) @page48 id: 1c5f686e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2022年2月11日 4時
