40話 ページ44
花垣side
色々あってマイキー君とドラケン君を仲直りさせることに成功した俺は家でダラダラと時間を過ごしていた
ピンポーン
「ん?誰だ?」
鳴り響いたインターホンの音
一階に降りてドアを開けると、そこに立っていたのは
『やっほータケミっち
元気してた?』
「Aさん!?」
数日ぶりに会うAだった
「え!どうしたんすか急に!」
とりあえず俺の部屋に上がってもらう
『お見舞いだよ
入院してた時も行けなかったから』
「わざわざありがとうございます」
にっこり笑うAさん
いつも通り綺麗なその顔には否が応でも目が行ってしまう場所が一か所
「Aさん、その怪我...」
『あーこれ?
ちょっと色々あってね』
誤魔化す様に笑うけれど
オレはその怪我の理由を知っている
「マイキー君と喧嘩、したんですよね」
『...知ってたんだ...』
「昨日、二人に聞きました」
『そっか...』
少し悲しそうに笑う姿を見て昨日のことが頭をよぎった
__________
「え!!?
Aさんと喧嘩して殴った!!!??」
「タケミっちうるせーよ」
「あ、すみません...」
思わず叫んだ俺をとがめるのは先ほどマイキー君と仲直りをしたドラケン君
「...」
いつもの覇気がないマイキー君は上を向いたまま何も言わない
「でもなんで...」
「こいつ、Aに味方してもらえなくてキレたんだよ」
「(え、えーーー
それだけで...?)」
「...」
「まあ、Aは基本的にマイキーの味方だし
あいつにとってもマイキーの傍にいるのは当たり前で
マイキーにとってもそれが当たり前だからな
色々あってこいつもカッとなっちまったんだろうな」
やっぱり何も言わないマイキー君をフォローするようにドラケンは話す
「仲直り、しないんですか?」
「...連絡つかねーんだ」
「え、それって...」
「たぶん無視されてる
今は俺と会いたくもないし話したくもねえんだろ」
眉を寄せて話すマイキー君
今にも泣きだしてしまうんじゃないかと思わせるその表情に俺はこれ以上何も言えなかった...
__________
なんていうのが昨日あったのに
話の中心だったその人が今俺の目の前にいる
「マイキー君とは...」
『さっき会ったよ
家にちょっと顔出してきたから
まあ、エマに会いに帰っただけだけどね』
「...」
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SHINKAI(プロフ) - ごんさん» 嬉しいぃぃ!!!イチャイチャ書きますね! (2021年9月29日 13時) (レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
ごん(プロフ) - 続きがめちゃんこ気になります!それに面白いしマイキー大好きなのでニヤニヤしながら読んでます!ヒロインとのイチャイチャ楽しみにしてます!! (2021年9月29日 6時) (レス) id: 7f8b6a2b90 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!そのお言葉で頑張れます!! (2021年9月25日 16時) (レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ面白いです、応援しています! (2021年9月25日 8時) (レス) @page14 id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - 癒し系猫さん» そう言ってもらえるとめっちゃ嬉しいです!頑張って続き書きますのでぜひ読んでください! (2021年7月29日 11時) (レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SHINKAI | 作成日時:2021年7月28日 22時