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side Taiga
青「ほくと、もう大丈夫。…しんどかったな？」
その声に北斗が静かに樹の胸元に寄りかかり
樹のボロボロになったジーンズの
切れ端をぎゅっと握る
青「…なんとか言えって、」
冷たくも聞こえる台詞とは裏腹に、樹は優しく笑う
青「どうする、薬飲む？」
樹がゆっくりと背中をさすりながら尋ねると
北斗は弱々しく首を振った
青「ほんとにしんどい時は頼ってもいいんだぞ、」
優しい声で樹がそう言うと、北斗は小さく頷いた。
水と薬を手渡す
薬を飲みこんだ彼を落ち着かせるように
樹が根気よく北斗の背中を叩く
青「…すぐ効くから。もうちょい我慢な」
黒「…っ、はぁっ…も、ぃや…」
青「だ〜いじょうぶ。ほんとにヤバくなったらちゃんと病院でもなんでも連れてってやっから。な？…深呼吸しよう、俺に合わせて？」
いつの間に、樹はー…
.
黒「…はぁっ…、ふぅ…ちょっと、落ち着いた…」
青「…大丈夫か、」
黒「うん…、ありがと…」
やっと少し落ち着いたのは約15分後
ふたりが来てくれたから、と
北斗が力なく笑った
…この数分の間に俺が北斗にしてやれたことといえば
腕をさすることくらいでー…
青「疲れたろ。少し横になったら？眠れなくてもいいから」
黒「ん…、本当ごめんね」
青「大丈夫だから。」
黒「寝れるか分かんないけど…ラジオ聞けなかったし、タイムフリー聴きながら目瞑っとく」
青「おう、じゃーな」
…そのまま、樹と一緒に寝室を出る
青「…きょも、」
リビングに置かれたソファに座りながら樹は
付き合わせてごめん、と笑った
なんかもう、よく分からなくて
なにも返せないままその横に腰掛ける
壁に掛けられた小洒落た時計の針は
2:50を指していた
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はる(プロフ) - れもんそーだ。さん» わざわざメッセージありがとうございます！楽しんでいただけてよかったです。最後までお付き合いいただきありがとうございました！ (2021年9月9日 15時) (
レス) id: 4e8f9bb287 (このIDを非表示/違反報告)
れもんそーだ。(プロフ) - 完結おめでとうございます、、、！！泣けるシーンが多くて涙腺崩壊です笑素晴らしい作品をありがとうございます、、！！ (2021年9月9日 15時) (レス) id: 8f21f31651 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - サンリオさん» ありがとうございます。ついに完結してしまいました…お付き合いいただきありがとうございました！ (2021年9月7日 22時) (レス) id: 4e8f9bb287 (このIDを非表示/違反報告)
サンリオ - 完結おめでとうございます！大好きな作品です (2021年9月7日 21時) (レス) id: 4241a03c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2021年5月12日 19時
