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side Jesse
チリッ、チリッ…と
線香花火の先端が小さく爆発しては燃え尽きて
熱の雫を大きくしてゆく
帰り道、コンビニで購入した花火セット
今日の俺にできるのはこのくらいで
だけどそれでもどうしても
君と花火が見たかったことくらいは伝えたくて
色とりどりな手持ち花火は
煙がたくさん発生して流石に怒られそうだから
今日できるのは9本入っていた線香花火だけだけど
赤「…ほらね、ベランダ広い家にしてよかったでしょ」
黄「パキラに水やってるの誰だと思ってんの」
機嫌が直ってきた優吾に
甘えるようにもたれながら笑いかけると
拗ねていたはずの彼は
怒ったと嬉しいの混ざったムズカシイ顔をした。
どんな顔をしていたって愛おしさしかないから
喧嘩になんて当分ならないんだろうなと
根拠もない自信が沸いてくる
赤「…1本余るね。優吾がやっていいよ」
黄「…んーん、今度にとっとく」
いつだって君を"特別"にしたい俺の愛は
君からの愛で結局どれも"ハンブンコ"にされて
だからこの最後の1本はきっと
永遠に燃え尽きることはない
黄「ジェシー、」
赤「ん？」
黄「…ありがと」
それぞれ4本目の、最後の線香花火に火をつける
静かに燃えては、花を咲かせて
熱はどんどん大きくなって 暗闇を照らす
どんなに時間が経ってもこの恋心は
絶対に燃え尽きさせるもんかと
君の笑顔に、こっそり誓う 夏の夜ー…
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はる(プロフ) - ちゃちゃんさん» わざわざありがとうございます！よろしくお願いします(^^) (2021年6月19日 21時) (
レス) id: 4e8f9bb287 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃん(プロフ) - Twitterフォローさせて頂きました。いつも素敵な作品ありがとうございます(T . T) (2021年6月19日 4時) (レス) id: c2f549b097 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2021年4月27日 12時
