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side Jesse
黒「…嘘、」
拳を握ったままの北斗が
目を見開いて、その両目から涙がこぼれ落ちる
自分の意思で開いた "パー" の手で
北斗の顔を包み込んで、柔らかい唇にキスを落とす
"ジェシーの好きなのでいいよ" と
いつだって自分を押し殺してしまう君が
じゃんけんをするようになってからは
自分の意見もちゃんと言ってくれるようになって
君が心から笑う瞬間が嬉しくて
だからある時から俺はずっと、
気付かぬふりをしてチョキを出し続けてー…
それに気が付いた君は
いつだってグーを出して笑うから
…だから、今日は、
そんな君を利用した 俺はきっと、ずるい人
赤「…ほらね、」
黒「…っ、今まで、嘘ついてたのっ？」
赤「何のことかわかんないけど、勝ててよかった」
黒「…っ、ばか！」
そう言ってまた顔をぐしゃぐしゃにした北斗が
俺の手をぎゅっと掴んで、
絞り出したような声で"好き" と呟く
…ねえ北斗、
人生まさかの連続だけど
この先何があっても、どこにいても
ふたりでいることだけは、やめないでいようよ
心の中でそう話しかけながら
震えるその身体を、ぎゅっと抱きしめた
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はる(プロフ) - ちゃちゃんさん» わざわざありがとうございます！よろしくお願いします(^^) (2021年6月19日 21時) (
レス) id: 4e8f9bb287 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃん(プロフ) - Twitterフォローさせて頂きました。いつも素敵な作品ありがとうございます(T . T) (2021年6月19日 4時) (レス) id: c2f549b097 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2021年4月27日 12時
