100.YOSHIYUKI ページ6
嘉将side
北「嘉将…Aちゃん今日も休み？」
「あぁ、うん…」
北「壱馬とは連絡とれないしさ…
いい加減話してよ！、何隠してんの？」
「なにもないよ笑、…大丈夫。」
北「いつもそう！、嘉将は一人で抱え込んでさ
…なんのための友達だと思ってんの？」
「北人…、、…」
…
北「…会わせない、かぁ…」
.
あの日、振り解かれた手を追いかけようとした
「だめです、…行っちゃやだ」
「いや、でも…」
「河村先輩ならお兄ちゃんに任せましょ？」
「でも、…」
「なんで？…ｸﾞｽｯ」
掴まれた腕に、どうしようもできなかった
…
「分かったよ、じゃあ連絡だけさせて？」
スマホに手をかけた時…
スッと奪われ、悪戯に笑うあの子
「遊園地行きましょ！
そしたらこのスマホも返してあげます笑」
コロコロ変わる態度に困惑しつつも
ここは思うままにして様子を伺う事にした
…
「やっぱり、そろそろ返してくれないかな？
Aのこと心配だから…」
「河村先輩なら大丈夫ですよ笑、」
楽しいはずの遊園地も全く楽しめず、
日も暮れ、やっとスマホを返されると
大量の不在着信がきていた
なにかあったんだ、
そう思いかけ直しても繋がらない
…どこ行ったんだよ…
…ﾌﾟﾙﾙﾙ
「嘉将！、お前なにしてんだよ！」
「なにって、…それより今はAが…」
「Aなら俺ん家にいる、
…でも迎えに来ても俺、会わせねぇから」
「Aに何があったの、なんで壱馬の家に？」
「Aまで巻き込むんじゃねーよ！…」
一方的に切られた電話、
その向こうの壱馬は凄く怒っていた
巻き込ませたくなかったから…
言えばAに危険が及ぶもしれない
だから何も言えずにいたのに
なにがあったの？…
電話に出れなかった事をまず謝って
今まで隠してきた事も全て話そう
Aのためだと思ってしてきたこと
それが結果として怒らせてしまった
大好きだから。
仲直り、…俺はしたいよ
でもそんな現実は思うようにいかなくて
家に帰らない、学校にも来ない日が続いた
この間、Aのそばにいるのは壱馬で
彼氏なのに何もできない自分の無力さを恥じた
.
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rin.(プロフ) - オタクさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！ (2020年5月16日 17時) (
レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 続きめちゃめちゃ楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: b8fa45dd13 (このIDを非表示/違反報告)
rin.(プロフ) - yuさん» ありがとうございます！嬉しいです！更新がんばるのでお話覗きにきてくださいね^ ^ (2020年5月11日 21時) (レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
yu - rinさんのお話初めて読ませていただきました！このお話大好きです！続きがめっちゃ気になります。これからもがんばってください！ (2020年5月10日 12時) (レス) id: 6fee1f3b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rin.
| 作成日時：2020年5月4日 16時
