122.KAZUMA ページ28
壱馬side
ほんと小せぇ男だな、って情けなくなる
俺は感情のまま嫉妬して不機嫌になって…
なのにAはそんな俺を理解しようとしてくれた
.
「…嫉妬？、…」
「そうだよ、北人が泊まった日…」
あの日、おやすみ前のキスをAは拒んできた
まあ北人がいるからなんだろうけど、でもキスくらいいいじゃんって思ってた
そしてキッチンでは楽しそうに料理をする2人
正直、絵になるというかお似合いで…
悔しくてAの愛情を確かめたくて、そんな思いで甘えた行動さえ拒否された気分だった
「ほんと小せぇ男だな…笑」
「…ごめんね、でも違うの。
壱馬とキスしたら止まらなくなりそうで…//
北人君いるし絶対ダメって思ったから、」
「は？///、なんだよそれ」
可愛すぎんだろ…
勝手に拒否されたと思って不機嫌になって
「俺、バカみてーじゃん笑」
「でも、なんか嬉しい…///笑
病院に駆け付けてくれて、樹君に言った事とか…
とにかく嬉しかった。」
…
思い出した、そういやこいつら…
「…てか、いつの間にそんな仲良くなった？
その、樹君とやらと。」
「へ？…病院で話してるとき、かな？」
「油断も隙もねぇな、笑」
「それがさ…好き、って言われちゃって…」
は？告白？、なに言われてんだよ…
しかもあっさりと俺に打ち明けんのかよ
隠されるよりマシだけど、なんかすげー複雑
「…それで？、なんて言ったの？」
「うーん、なにも言えなかった」
「は？なんだよそれ、すぐ断れよ」
「すっかりペースにのまれちゃって…てへ笑」
「てへ、って…お前さー、まじで…」
叱られた犬みたいに眉を下げるもんだから可愛くてつい苛めたくなり、プイっとAに背を向けた
しばらくの沈黙に、やりすぎたかなって不安になる
俺が構いたくて仕方なくなって、向かい合おうと体勢を変えようとした時だった
「ごめん…でも樹君にそんな感情はないから」
細い腕で必死に俺を包む姿に、胸は高鳴った
やっぱ敵わねぇよ、Aには…
「私が好きなのは…」
「知ってる笑、…Aのこと信じてっから。」
「…好きだよ、壱馬」
「俺も…大好き」
優しく抱きしめるとそのまま眠りについた
.
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rin.(プロフ) - オタクさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！ (2020年5月16日 17時) (
レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 続きめちゃめちゃ楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: b8fa45dd13 (このIDを非表示/違反報告)
rin.(プロフ) - yuさん» ありがとうございます！嬉しいです！更新がんばるのでお話覗きにきてくださいね^ ^ (2020年5月11日 21時) (レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
yu - rinさんのお話初めて読ませていただきました！このお話大好きです！続きがめっちゃ気になります。これからもがんばってください！ (2020年5月10日 12時) (レス) id: 6fee1f3b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rin.
| 作成日時：2020年5月4日 16時
