117.KAZUMA ページ23
壱馬side
俺とAのやりとりを見てくる男、
どっかで見た事あると思ったら、先生に呼び出された時にAの話し相手になってたやつ
嘉将好きのサッカーボーイ
とか言ってたけど、…なんだよそれ
あれはどう見てもAに好意有りだろ
そんで誘われてんのに、はっきり断らねぇあたり
優しいというか、Aらしいというか…
再び家で勉強しててもあいつが気になって仕方ない
「さっきの、気になんの？」
「あぁ、…うん、まあ」
「Aちゃんは靡いたりしないよ笑」
「まあ、そこは心配ねぇんだけど…」
でもあいつは何が目的なのか気がかりだった
.
帰りたくない、と突然言い出ししぶしぶ北人を泊める事になった
帰ってきたAは、それでか落ち着きがない
「お前さ、緊張してんの？笑」
「ふ、普通だし！…いや、普通でいい、の？」
「はは笑、普通にしとけって笑
…俺らのラブラブ見せつけてやろーぜ笑」
そう言って悪戯に笑ってみせた
しばらくして、北人の勉強モードは何処へやら、
人生相談みたいなのを話し始めてくる
「親がさ、口うるさくて…」
そろそろ進路を考えたりする時期か…
俺なんて、進路を考えるって概念ないまま敷かれたレールにまた軌道修正しないといけない
楽しい高校生活なんてあっという間、か…
「…壱馬？聞いてる？」
「あ、うん…進路だろ？‥やりたい事ねぇの？」
「うーん、特にはないんだよね…
とりあえず大学、って選択肢も嫌だし。」
「難しいよな、分岐点でもあるもんな…」
…
「…お風呂、出たよー笑」
この空気を一掃するかのように、能天気なやつがニコニコしながら歩いてきた
見ればオーバーサイズの半袖に短パン
北「Aちゃん…それ、下履いてる？笑」
「履いてるよ笑、見えてないだけ笑」
いや、いつもの寝るスタイルだけどさ…
「…北人いんのにその格好はアウトだろ」
普通でいいって言うから、なんてブツブツ言いながら俺の隣にちょこんと座ってくる
「壱馬…毎日こんな生活してんの？
変わってよ！、羨ましすぎる」
「変わるか、ばーか笑」
悶々としながら寝ないといけねぇ俺の気持ち
北人には分かんねーだろうな。笑
.
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rin.(プロフ) - オタクさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！ (2020年5月16日 17時) (
レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 続きめちゃめちゃ楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: b8fa45dd13 (このIDを非表示/違反報告)
rin.(プロフ) - yuさん» ありがとうございます！嬉しいです！更新がんばるのでお話覗きにきてくださいね^ ^ (2020年5月11日 21時) (レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
yu - rinさんのお話初めて読ませていただきました！このお話大好きです！続きがめっちゃ気になります。これからもがんばってください！ (2020年5月10日 12時) (レス) id: 6fee1f3b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rin.
| 作成日時：2020年5月4日 16時
