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嘉将に言われ戻ってきたものの、
壱馬の姿はなかった…
運命の相手…もしそうなら、ここに居て…
根拠もないまま勘を頼りに来た屋上
ゆっくり扉を開けると、膝を抱える後ろ姿が見えた
壱馬の横に座ると、気付いた壱馬と視線が交わる
「かーずまっ笑」
「…なにしに来たんだよ」
「なにしに、って…」
あの、悲しそうな苦しそうな顔、まだしてる
「どうしたの？、何でそんな顔…
…ﾝｯ///、…か、ずま…っ」
突然のキスは優しさなんてなくて、
どこか余裕のない乱暴なキスだった
「…ごめん、…ﾊｧｯ、何やってんだ俺…」
「どうしたの？」
「…俺、不安で仕方ねぇんだよ。
Aが嘉将んとこ戻んじゃねぇかって…」
「…」
私の想いは壱馬にしか向いてないのに…
知らぬ間に、こんなに不安にさせてたなんて
「…壱馬に渡したいものがある！」
.
帰った私たちは、ソファに腰掛けた
不安が消えるか分からない、
けど私のこの想いが少しでも伝われば…
そう思い、手渡したのはスノードーム
「これ、てっきり嘉将に、って…」
「壱馬が私にくれた対になるやつ、…
一つは私、もう一つは大切な人にでしょ？」
だから壱馬に！私が大切に想うのは壱馬だから」
真っ直ぐ見つめ、気持ちを伝えた
「…A…、」
ﾁｭｯ…
包みこむような優しいキスだった
「…ねぇ壱馬？」
「ん？」
「謹慎になった嘉将のために動いてくれた壱馬は優しくて、ほんとかっこよかった///
私じゃ先生を納得させれなかったし。笑」
「…でも嘉将のやった事嬉しかったろ？」
「まあね、正直嬉しかったしビックリもした。
だって嘉将が私のために先輩を殴ったんだもん笑」
「だよな…」
「でもね、…壱馬が大好きだよ///…」
「なんだよ、それ笑」
そう言うとフワッと抱きしめられた
「…ふは笑、お前の心臓うるせぇな笑」
「そりゃドキドキするさ笑」
「はは笑…でも俺も、めっちゃしてる笑」
「…壱馬、キスして？///」
「ん、キスだけ？笑」
「うん、笑」
壱馬とのキスは幸せな気分になる
そして私は想うことがある
…好きになって良かったって
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rin.(プロフ) - オタクさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！ (2020年5月16日 17時) (
レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 続きめちゃめちゃ楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: b8fa45dd13 (このIDを非表示/違反報告)
rin.(プロフ) - yuさん» ありがとうございます！嬉しいです！更新がんばるのでお話覗きにきてくださいね^ ^ (2020年5月11日 21時) (レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
yu - rinさんのお話初めて読ませていただきました！このお話大好きです！続きがめっちゃ気になります。これからもがんばってください！ (2020年5月10日 12時) (レス) id: 6fee1f3b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rin.
| 作成日時：2020年5月4日 16時
