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…私、我慢の限界だったのかな…
嘉将にあんな怒鳴っちゃった
こんなに感情ぶつけた事なかったから
私のこと嫌になってないかな…
ひとりっきり…
私の隣には誰もいない
嘉将、追いかけてきてくれてる？…
その時、ガシッと腕を掴まれた
…なんで…
そこには蓮先輩が立っていた
「やっと追いついた笑、…」
「蓮先輩…、2人は？」
「さぁ、一緒にいるんじゃない？」
どっか行こう、と手を引かれ
気分は沈んだまま先輩について歩いた
嘉将からの連絡はたったの一度もなく、
ため息ばかりが口から出る
「…なにか悩み？、話聞くよ？」
「蓮先輩って優しいですね…笑
でも大丈夫です、ありがとうございます」
「じゃあさ、ストレス発散…行く？笑」
「ストレス発散？」
そういえば前にストレス発散で、
壱馬とバッティングセンター行ったな…
また行きたいな、…楽しかったな
着いたよ、と連れられたのはカラオケだった
ソファに座る先輩の距離がやけに近くて、
私の髪の毛をフワッと触った
「…蓮先輩？…」
「俺…好きになったかも、Aちゃんの事」
「え、ん？…でも私、嘉将と…」
「俺嫌いなんだよね、あいつ…」
…
「ストレス発散…しよっか、笑」
そう笑う先輩の顔はすごく怖くて、
本能的に危険を感じ逃げようとした
「ちょっ、…離してください！」
ソファに押し倒され、必死に抵抗するも
先輩の力には到底及ばない
優しかった先輩は、雄の顔をしてて
怯える私に無理矢理唇を押し付けた
掴まれた手首は痛むし震えも止まらない
嫌な唇の感触と手が肌をなぞる
…
「…キスマーク、…
ふっ笑、やることやってんだ…」
「ぃや…、よしゆき…」
「あいつらも今頃、楽しんでたりして笑…」
「はめたの？、なんでこんな事…」
「でも手を離したのはAちゃんだよ？笑」
…
「俺とAちゃん、杏とあいつ…
これでいい感じに収まるね笑」
叫んでも届くことのないこの部屋で、
無情にも時間だけが過ぎていった
こういう時、どこからか突然
運命の相手が助けにきてくれるんだよね…
って、…ドラマの見過ぎか……
絶望感に苛まれ、ただ耐える時間は長かった
…ﾌﾟﾙﾙﾙ
室内に響き渡る時間を知らせる電話
…今だ、逃げるなら今しかない
乱れた服なんて気にも止めず飛び出した
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rin.(プロフ) - オタクさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！ (2020年5月16日 17時) (
レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 続きめちゃめちゃ楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: b8fa45dd13 (このIDを非表示/違反報告)
rin.(プロフ) - yuさん» ありがとうございます！嬉しいです！更新がんばるのでお話覗きにきてくださいね^ ^ (2020年5月11日 21時) (レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
yu - rinさんのお話初めて読ませていただきました！このお話大好きです！続きがめっちゃ気になります。これからもがんばってください！ (2020年5月10日 12時) (レス) id: 6fee1f3b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rin.
| 作成日時：2020年5月4日 16時
