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…ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
震える手でインターホンを押すと
ゆっくりとドアが開いた
「A…」
「かずま…」
「とりあえず入って、寒いだろ」
ソファに座る壱馬の横に私も腰掛けた
…
「「あ、あのさ…」」
かぶった言葉に、お互い見つめ合うと
なぜだかクスッと笑みが溢れた
「壱馬ごめんね？、私のせいで嫌な思いさせて…」
「俺こそごめん、夜中に一人にして…
怒ってても、しちゃいけなかったよな」
「でも捜してくれてたんだよね？ありがと。」
「…おぅ//」
「これ…仲直りの証に、臣さんから笑」
「ふは笑、お前がよく釣られてるやつな笑」
「あー！じゃあもう壱馬にはあげない笑」
「冗談だって笑」
ホットカフェラテを取り出し飲み出す壱馬
それを見て私もホットココアを口にした
「んふふ、特別美味しい//」
「ほんとココア好きだな笑、…少しもーらい」
「あ…」
「うん、確かに美味い//…けど甘いな笑」
「もう、勝手に飲んで文句言う！笑」
この優しい甘さがいいんじゃん
一口含むと、壱馬の視線がささる
「…間接キス、だな///笑」
「なっ///、か、壱馬が飲むからっ…」
「そんな焦んなって笑、キスした仲だろ笑」
…///
「…って、ごめん。
こういうのだよな…避けられたわけ。
嘉将いんのに…俺もほんと我慢できねーから」
…
「…A？、どした？」
「ん？…あ、いや。なんでもない笑」
「…嘉将？、なんかあった？」
嘉将って名前に反応して、
表情が一瞬だが曇った私を見逃さない壱馬
それだけ私を気にかけ見てくれてる証拠で、
こんなこと壱馬に言うのもどうなの？って…
でも壱馬なら気持ち分かってくれる、そう思った
「嘉将の先輩の妹…覚えてる？
あの子と嘉将が連絡取り合ってたの…」
「は？なんで。いつから？」
「分かんない…たまたまスマホ見ちゃって…」
「じゃあ秘密にされてるってこと？」
「言うと私を傷付けるからって、
嘉将なりの優しさなんだよ、きっと…」
「なんで優しさだって分かんだよ」
「だって、私も同じことしちゃったから」
泣きそうなのを堪えていると、
ソッと私の手を握り優しく撫でてくれる
そんな壱馬を見ると、悲しそうな顔をしていた
「…俺だったらそんな顔、絶対させねーのに」
ぽっかり空いてしまった穴には
この言葉は充分過ぎるほどだった
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rin.(プロフ) - 彩実さん» ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいですし、俄然やる気が湧きます(^^) (2021年2月17日 21時) (
レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
彩実(プロフ) - 沢山お話ししたいです (2021年2月16日 23時) (レス) id: 5bb01dc092 (このIDを非表示/違反報告)
彩実(プロフ) - めっちゃ楽しく読ませていただいています! (2021年2月16日 23時) (レス) id: 5bb01dc092 (このIDを非表示/違反報告)
rin.(プロフ) - ゆりかさん» コメントありがとうございます！最後まで楽しんで頂けるよう頑張ります。 (2020年4月19日 10時) (レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 壱馬くんと結ばれて欲しいです！！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: 1647bd3009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rin.
| 作成日時：2020年3月1日 11時
