61.KAZUMA ページ15
壱馬side
「…どうかな？」
俺たちの前に恥ずかしそうに姿をみせたA
「…やっぱ変？、だよね」
嘉「いや、さすが！可愛い///」
北「うん！巻き髪もめっちゃ可愛いっ」
桃「すごい似合ってるよ！」
「ほんと？…やった///。壱馬は？どう？」
どうって…可愛いよ、めちゃくちゃ。
素直に言葉にできるなら即答してる
「まあ、いいんじゃね？」
北「可愛すぎて見惚れてたでしょ？笑」
「んなわけねーだろ」
北「壱馬は素直じゃないからね笑」
北人はほんと痛いとこついてくる
俺の心、読めてんのか？なんてさえ思う。
.
みんなでまわる予定だったのも
結局みんな一致でメイド喫茶入り浸り。
Aだけ置いてなんか考えれない
って思ってたのは3人も一緒だった
嘉「あれ…北人と壱馬効果だよね」
北「Aちゃん目当ての男子もすごいよ」
そう指差す先の廊下には人集りが。
メイド服で愛想をふりまくA
俺が彼氏だったら、
絶対こんな姿他の奴には見せたくない
…てか俺、Aの彼氏になりたいって…
無意識にそんな願望もつようになったのか？
「河村さん、こっちお願いしていい？」
「佐藤君、じゃあこれ任せていいかな？」
「おっけー」
気付けば俺の視線はずっとAを捕えてる
Aと佐藤の親しげな様子に
なんか嫌っつーか、一緒にいてほしくない
そんな思いが込み上げる
嘉将とAの仲を拗らせるわけには
と思って不自然じゃない範囲で避けてんのに
他の奴なんかに邪魔させるわけにはいかない
.
Aと一緒を避け、
特にどう過ごすか決めもせず休憩がきた
適当にブラーっとするかなんて思ってたら
Aと佐藤の会話が聞こえてきた
「このあと誰かとまわるの？」
「ううん」
「だったらさ、俺と…」
これって誘われてんだよな
思わず止めに入ろうとした瞬間だった
肩を叩かれ振り返ると恥ずかしそうに
顔を赤らめた女子が立っていた
「川村君…私と一緒にまわってください」
「ん？、あ、ごめん。先約あって。」
「そうだよね…急にごめんね」
「こっちこそ、ごめん」
先約なんてないけど。
走り去るその子の後ろ姿を見送ると、
2人の姿はもうそこにはなかった
結局、Aはどう返事をしたのか、
俺の気持ちも彷徨うばかりだった
.
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rin.(プロフ) - 彩実さん» ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいですし、俄然やる気が湧きます(^^) (2021年2月17日 21時) (
レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
彩実(プロフ) - 沢山お話ししたいです (2021年2月16日 23時) (レス) id: 5bb01dc092 (このIDを非表示/違反報告)
彩実(プロフ) - めっちゃ楽しく読ませていただいています! (2021年2月16日 23時) (レス) id: 5bb01dc092 (このIDを非表示/違反報告)
rin.(プロフ) - ゆりかさん» コメントありがとうございます！最後まで楽しんで頂けるよう頑張ります。 (2020年4月19日 10時) (レス) id: e3dce3132d (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 壱馬くんと結ばれて欲しいです！！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: 1647bd3009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rin.
| 作成日時：2020年3月1日 11時
