好きになってもいいですか -2- (ページ10)

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壱馬side

「…嬉しい///
　ありがとう、話してくれて」

あんな事があったあとだから、まさかAさんが俺を好きと言ってくれるなんて思ってもなかった

今すぐ抱きしめて、もっともっと深いキスをしたい、俺の本能はそうかきたててくる

でも…

「俺も大好きやで。
　でもまだ付き合うのはできない」

なんで？って顔で見てくる

「俺はAさんとの関係を焦りすぎてた。
　
　…
　岩さんのためにも待った方がいいと思う。」

「私、それまで待てるかな…」

不安そうなAさんの手を握り言う

「待ってもらわなきゃ俺が困る！笑
　せっかく両想いになれたのに。

　俺、振り向いてもらうために頑張ったんやで？」

「うん！……好きだよ、壱馬君///」

めちゃくちゃ可愛い///

抱きしめたい、キスしたい

でも我慢。

岩さんの気持ちを無碍にはできない

それが俺のだした答えだった

「付き合ったら覚悟しとくんやで。笑」

「へ？パンチでもされんの？私。」

そう言いファイティングポーズをするAさんの両手首を掴み、耳元で囁いた。

「夜の、い・と・な・みっ///」

理解したのかAさんは真っ赤な顔をしていた

交際はしてないけど、こうしてAさんも俺と同じ気持ちでいてくれてることが何より幸せだった

　