好きになってもいいですか -2- (ページ8)

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Aside

仕事終わり、合方君とご飯を食べながら相談に乗ってもらってた時だった

着信は玲於からだった。

玲「よっ！今、壱馬と北人とご飯食べてるから、今から送る場所まで来い。」

そう言って切られた。

「私の方が年上なのに、生意気め。笑」

合「相変わらずだね！笑」

弟みたいで可愛い玲於とは顔を合わせば言い合いになるけど、それは仲良しな証拠だと思ってる

ちゃんと話すんだよ、と優しく送り出してくれた合方君とさよならしてお店へと急ぐ

お店に着くと、外で待っててくれた玲於と一緒に個室へと歩く

「玲於、久しぶりだね！
　随分、大人っぽくなっちゃって。笑」

「いつぶりかな～
　Aは老いたな。笑」

「ほんと失礼なやつ！」

「ちゃんと壱馬と話せよ」

ポコスカと玲於を叩いていると、急に手首を掴まれ真剣な顔で言ってくる

この扉を開けば壱馬君がいる
そう思うと急に高鳴りだす心臓

.

なんとなく気まずい雰囲気を、玲於が必死に私のエピソードで盛り上げてくれている

壱馬君からチラチラと視線は感じていたけど、目が合うと泣いてしまいそうで、ずっと隣にいる玲於ばかりを見ていた

「よし！じゃあそろそろ帰るか。
　壱馬はこいつ頼むな！」

玲於はそう言って私の頭をポンポンする

「私、1人で帰れるよ。」

壱「ダメです、送ります」

そう言われ帰ることになった

　