好きになってもいいですか -2- (ページ37)

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Aside

　

北人［壱馬に話したよ！やっぱ怒られた。笑］

北ちゃんからのLINEを返信しようとしていた時、壱馬君からの着信がきた。

壱馬君が早く仕事が終われる日に会う約束をして電話をきったんだけど…

私も怒られんのかなー

まあ今まで秘密にしてたのが悪いしな

てか、同窓会の事言わなきゃだし。

でも忙しい壱馬君が早く仕事が終わる日に会おうって言ってくれたのが嬉しくて、仕事は持ち帰って夜中にする覚悟で段取りを組んだ

約束の日仕事を早くに切り上げ、持ち帰った仕事はリビングに置き支度を始めた

壱馬君に借りてたパーカーを準備して、久々にワンピースとか着てみて。

壱馬君とのデートにワクワクしてる自分がいる

待ち合わせ場所に向かうと、ニット帽とマスクで顔を隠してるのになぜか分かってしまう、存在感ある壱馬君がもう待っていた

「ごめんね、待った？」

「いや、俺も今着いたとこやで」

そう言って繋いでくれた手は冷たくて、優しい嘘をついてるのがわかった

「着いたで」

「うわぁ～凄い綺麗！」

壱馬君が連れて来てくれたのは、綺麗なクリスマスツリーのある場所だった

「Aと一緒に見たかったんだよね///」

「ありがとう！ほんとに綺麗だよー！」

壱馬君と見るツリーは、この時期至る所で見かけるものより遥かに綺麗だった

「俺もこういう幻想的なの好きだけど、Aと見てるからか今までで1番綺麗で感動してる！」

こういう事、サラッと言うんだもんな～

ふと横を見ると壱馬君と目が合う

「ん？どうかした？」

「いや、…自分で言っときながらちょっと恥ずかしくなってたとこ。笑」

照れ笑いを浮かべる壱馬君。

「ふふ、嬉しかったよ。
　それに実は私も同じ事思ってた///」

　