好きになってもいいですか -2- (ページ25)

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Aside

リップ音をたて離れた唇

そっと目を開けると壱馬君と視線が絡み合う

「…/// はぁ、まじヤバい///」

壱馬君から発せられる色っぽい声、色っぽい顔、全てが私をドキドキさせた

「俺、このままだとヤバいかも…
　これ以上したら我慢できる自信ない」

なっ///
剛典の言った通りだ！

と同時に、壱馬君も剛典と同じ思考、いやむしろ男性が誰しも思う感情なのか、ふと笑みが溢れる

「なにが可笑しいん？
　好きな人相手なら当然の事やろ！」

ﾁｭｯ

ちょっとムキになってる壱馬君が可愛くて、そっと頬にキスをした

「っ…///」

照れたように首に手をやる壱馬君

たまらなく愛おしかった

漠然とした将来。

でも確かに言える事があった。

壱馬君をそばで支えたい

辛い事嬉しい事、いろんな事を共有したい

壱馬君に抱きつき静かに言った

「…好きだよ、壱馬君。」

「っ///。俺も好きやで。」

頭を撫でてくれる手は、温かくて大きかった

来る時は寒かった手が、帰る時にはしっかり壱馬君の手によって包まれ暖かかった

「岩さんには俺からまた話しとくから。

　でもお世話になった臣さんへの報告は、Aも一緒に来てくれん？」

「うん、分かった。
　2人が予定合う日に私も合わすから」

「…じゃあ、ゆっくり湯船に浸かって。
　風邪引かんように暖かくして寝るんやで」

「うん、壱馬君もね。
　送ってくれてありがとう」

おやすみとほっぺにチュッと音をたて帰っていく背中を見送っていると、急に振り返った壱馬君は笑顔で手を振り、私もそれに応える

幸せだな…私。

　