好きになってもいいですか -2- (ページ19)

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Aside

剛典に言われた言葉。

「え、それって…」

「うん、そういうこと！
　詳しいことは後で、とりあえず行こう」

.

お墓参りを済ませた私たちは公園に寄った

ベンチに座る剛典の横に腰掛ける

「壱馬から言われたんだよね。
　Aと俺が気まずいままなのは嫌って。」

「壱馬君と話したんだ。」

「うん、なんかスゴいよな～笑
　Aだけじゃなくて俺も大切な人だからって、なかなか元彼相手に言えないよ～」

「先輩だからじゃないの？」

「それもあるとは思うけど。
　壱馬と付き合う事になっても、Aと俺が前みたいに仲良くしたいって思ってるの理解して。
　俺は付き合うの待てないからさ。笑」

壱馬は、剛典にも考えた事をちゃんと話してくれて、これからの私たちの関係まで気遣ってくれる

私には勿体ないほど素敵な人だ

「A、壱馬となら幸せになれるよ！
　てか幸せにならないと俺が困る。笑」

「うん、ありがとう！
　剛典も幸せにならなきゃ私困るからね！笑」

剛典からは未練なんて感じない、キラキラした笑顔が溢れていた

「そうだっ！
　お祖父ちゃんは何だったの？」

剛典とお祖父ちゃんの約束のことを思い出した私が訊ねると、剛典は空を見上げ話しだした

　