好きになってもいいですか -2- (ページ15)

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壱馬side

ご飯を食べながらLIVE DVDを見ていた時だった。

俺が映るたびにAの顔はニヤニヤしている。多分無意識なんだと思う。

「そんな俺のこと好きなん？笑」

顔を覗き込んで聞くと、集中してるからやめてって顔を赤らめていた。

そんなやりとりを見ていた北人が、出会った頃から俺も気になっていた事を聞いた

「Aさんさ、なんで壱馬の歌声好きなの？」

「え、だって男らしさの中に色気があるでしょ。
　初めて耳にした時、衝撃受けたんだよね///」

恥ずかしそうに話すAに、こっちまで恥ずかしくなってしまう

そこでスイッチが入ったのか、みんなもAからどう見られてるのか聞き始めた。

「北ちゃんはね、優しくて甘い声でしょ」
「まこは、可愛いのに踊るとカッコいい」
「いっくんは、色気がすごい！笑」

みんなの満足気な顔に少し妬いてると

「…でも1番は壱馬君だけどね///」

なんて言ってくるA、好きすぎる。

.

食べ終わり片付けをしてると、キッチンで北人とAが話してる姿が目に入った。

「北ちゃん、ほんと弟みたい！笑」

「壱馬大好きな大地君だっけ？笑」

「そうそう！笑
　でも好きさは私だって負けてないよ！」

「はいはい、惚気はいいから。笑」

そんな会話が聞こえてきた

Aの弟の大地とは、あれからたまに連絡を取り合っていて、この前も両想いになったでって連絡をしたばっかりだった。

俺とAのことを1番応援してくれてるのが、弟であり俺のファンの大地だった

　

帰ってきた俺は、考え事があり部屋にいた

やらなければならないこと。

　