好きになってもいいですか -2- (ページ13)

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Aside

今日は寮へお邪魔する日だ

休みだった私は、お昼を食べ手土産を買いに早めに家を出て待ち合わせの駅で買い物をしていた

買い物を終え待ち合わせ場所に行くと、そこにはもう壱馬君の姿があった

「ごめん、待った？」

「いいや、全然やで！
　それより手土産とかよかったのに。
　しかも買いすぎやろ！笑」

そう言って持ってくれる荷物

「だってみんな食べ盛りでしょ！笑」

実は何を買ったらいいか分からず、美味しそうなものをとりあえず買った結果こうなってしまった。

「着いたで」

そう言って寮の中へと案内される

私の住んでるマンションから近い
こんな近い距離にみんな住んでたんだ

「お邪魔します」

緊張しながら踏み込んだリビングには、笑顔で迎えてくれたメンバーたちがいた

「これ、Aからの手土産やで」

壱馬君の言葉に一斉に目線が手土産に向く

「「ありがとうございます！」」

やっぱりたくさん買って正解だったかな。笑

壱馬君に案内されソファへ腰掛けた私に、話を聞きたげに集まってくる

慎「壱馬さんと付き合ってるんすか？」

樹「え～やっぱもう遅かったか」

「まだ付き合ってはないかな。」

浦「あ、じゃあこの俺にもチャンスが…」

壱「絶対、一生こねーから！笑」

それから、緊張もとけてきた頃

あの時に玲於から聞いたであろう、私の昔のエピソードを壱馬君と北人君が話している

こんな社長令嬢なかなかいないよ、とか
いい意味で想像してた人柄と違う、とか

とにかく散々弄られた私は、いつのまにかメンバー達と仲良くなっていた

パフォーマンスしてるみんなしか見た事なかったけど、話してみると弟みたいな可愛い子達だった

　

　

　