好きになってもいいですか -2- (ページ12)

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壱馬side

玲於さんにお礼の連絡をいれた俺は、上着に腕を通す

すると鼻を通るAの匂い

さっきまでの出来事を思い出しながら帰宅する

「ただいま～」

「壱馬さん、おかえりなさい。
　あれ？めっちゃ機嫌良くなってる」

「うん、まあなっ！笑」

出迎えたのは慎だった。

俺はみんなの集まるリビングで声をかけた

「あの！ここに連れてきたい人がいます。」

陸「もしかしてAさん？」

浦「あ、あの時の可愛いお嬢さんだ！」

北「やったー、大歓迎っ！」

樹「俺、気になってたんすよ～あの人」

慎「話す間も無く帰ったもんね」

いいかな？と聞くと、大歓迎してくれたメンバー達

連れてくる日を決め連絡した

「壱馬、仲直りできたんだね！」

「ああ、北人。今日はありがとな」

俺とAの事を心配してくれてた北人にお礼を言うと、まさかの言葉が飛び出した

「俺、Aさんが好き。

　でも俺も玲於さんと同じ！笑
　壱馬とAさんには幸せになってほしい。」

「…北人…」

「でも！Aさんを悲しませたり、手離すなんてことしたら容赦なく奪うから！笑」

「ふっ、離す気なんてねーから！笑」

俺にとって北人は、ボーカルとしてはライバルだがメンバーとしては良い仲間だ

でも、

俺にはまだやることがある。

　