.53 ページ4
壱馬side
臣さんと訪ねたAさんの家。
お風呂上がりなのか、まだ水滴の垂れてる髪を臣さんがドライヤーをかけてあげている
俺はそれを臣さんの横から見てた
どう見てもお似合いな2人
ほんとに仲良しな兄妹みたいなのに、なぜAさんは、"登坂さん"と他人行儀なのか。
…？
すると首筋に見えた紅い印。
臣さんは気付いてないようだった
俺はベランダへ出て考えていた。
あれって…
あれしかないよな…
あの後もしかして岩さんと？
ヤった、んだよな多分…
その時に付けられたのか？
でも別れたんだよな、、
もしかして…ヨリ戻した？
部屋へ戻ると臣さんはもう帰ってて、Aさんがこちらを見ていた
髪を結んでるせいでよく見えるあれ。
むしゃくしゃした俺は、結んでいたゴムを取った
そして強引に唇を奪った
初めてAさんにしたキスが、こんな嫉妬にまみれたものになるなんて
Aさんはそんなキスを受け入れる
唇を離すと、どうしたの？と首を傾げる
「…これ…」
紅くなった部分を触りAさんに聞く
キョトンとしてるって事は、付けられてることに気付いてないみたいだけど。
「昨日あの後、岩さんに会いました？」
罰が悪そうに頷くAさん。
そんな顔したら2人に何かがあったなんて、分かりたくなくても分かってしまう
俺は渡しそびれていたCDを置き、呼び止める声を無視して急いで家を後にした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 575人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほなみ(プロフ) - 続編とても見たいのですが、パスワード教えてもらうことって可能ですか？ (2019年11月10日 10時) (
レス) id: 8c8db934c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rin.
| 作成日時：2019年10月14日 20時
