あの兄弟のマフィアの妹は… 2 【2BRO】 (ページ31)

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77話ページ31

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A「お兄ちゃん」

お兄ちゃんは、振り返り驚いた様子で

兄者「A！？」

私のところへまで走ってきて、目線の高さにしゃがむ

兄者「大丈夫か？怪我は？」

A「平気、おっつんが手当てしてくれたから。」

兄者「そうか…マジで心配したかんな…」

A「ごめんね、心配かけて…後…助けてくれてありがとう。」

兄者「…おう…」

お兄ちゃんは、私を安心させたかったのか、私の頭を撫でた。

優しく……優しく撫でてくれた。

A「お兄ちゃん、桜田のボスは？」

兄者「ああ…そこにいる。」

A「話がしたいの。いいかな？」

兄者「…ああ、いいぜ。気をつけろよ？」

A「うん」

私は、桜田のボスのところへ行った。

A「あなたが…桜田のボス…？」

桜田ボス「……生きてたのか」

桜田のボスは、無愛想に喋った。

A「ええ、まだ痛むけど。」

とりあえず…聞いておきたいことを言わなきゃ……

A「聞きたいことがあるの

　水谷ファミリーのボス……あいつとは、どんな関係？」

桜田ボス「……俺が答えると思ってるのか？」

A「…今、どうこうできる状態じゃないでしょ？

それに、あいつのこと隠すよりも言った方があなたの身のためにもなると思うし。」

桜田ボス「…ふん、あいつとは同盟を組んでいた奴だったよ。」

桜田のボスは、ポツリポツリと話はじめた。

桜田ボス「情報収集が早い、正確、外部に漏れるというのが少ないで、同盟を組むことになった。

　最初は反対した。噂がほとんど悪いからな…」

A「なんで、水谷ファミリーとの同盟を組むことに…？」

桜田ボス「……脅されたんだよ。」

水谷ボス『この同盟が結ばれなかったら、すぐに桜田ファミリーを潰して情報全部もらうからな。』

桜田ボス「ってな…」

A「なに、それ…」

桜田ボス「ファミリーが滅びるのは嫌だったし、水谷ファミリーとの

　同盟を組むのも嫌だったボスは…頭を抱えて、考え続けたよ…

…結局、見つからなくて、同盟を組むことになったがな…」