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切「は?」
『だから〜青春学園ってどこ?』
知らねーよ。目の前のニコニコしている少女に正直そう言いたかったが、その言葉を飲み込んで
切「知らねーよ!」
言った。
仮にも自分のことをワカメと言ったこの少女にまぁ大丈夫だろうと思い
切「つーか、俺が聞きてぇよ!ここどこだよ!」
今度は自分が聞いた。
『?ここは日本でしょ?』
そんなことも分からないのか〜まぁワカメだからしょうがないか…と言っている少女の頭を殴り
切「そういう事じゃねぇよ!…………ったく、とんだ災難だぜ…」
呆れて周りを見渡すと、でかでかとこの場所の名前が書いてあった
切「お、めちゃめちゃ書いてあるじゃん」
【私立青春学園中等部】
今いる場所がわかり、かけっぱなしだった先生との電話をもう一度耳にあてると
プーーーッ、プーーーッ、プーーーッ
切「あれ?……ちっ、切れてんじゃねぇよ」
『痛い!何も殴ることないのに……ジョークジョーク!アメリカンジョークだよ〜』
見た目からして日本人のこの少女に、目の前にバッチリ書いてある文字に気付かないのかと自分のことを棚に上げて思いながなら
切「青春学園はここだよ」
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作者名:ミズチー | 作成日時:2019年8月21日 14時