後輩の小瀧くん。

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『てか、何か忘れて…て、あー！呑み会！！』






小「あぁ…」






『もう22時！え、！？でも桜から特に連絡きてない！どういう事！？』






小「もう二次会してるんじゃないですか？」






『てか、小瀧くん抜け出してきちゃだめじゃない！？新人歓迎会もこめてるのに』






小「最初の1時間はいましたよ」






『そうだけど、』





小「いいんですよ。別に。元々、呑み会とか集まりとかそんな好きじゃないんで、二次会までも行く気なかったですし」






『そうなの！？』






私は結構、好きだから行きたかったし

二次会ももちろん参加。だけどな…






そうか。

小瀧くんは違うのか…私と真逆だな。






そう思いながら、

隣に並ぶ背の高い小瀧くんを見上げていれば…







小「あ、でも御礼はしてほしい。
先輩が本当に俺に感謝してるのであれば」







『御礼？感謝はしてるけど、例えば？ご飯とか？』







小「んー…そうですね。まぁ、何でもいいんですけど、じゃあ高級料理店で。」









『ボ、ボーナス貰ったらなら…』









小「ふはっ、先輩どんだけカツカツなんですか(笑)」







あ、笑った





いや、そりゃ、小瀧くんだって笑うけども、






いつもポーカーフェイス…
てか真顔しか見てないからかな…






『かわいい…』





小「は？」





『あっ、いや、笑うとやっぱ若さでるね！』







やばい。つい、思ってた事が口に…








小「先輩、やっぱ御礼、今ほしい」







『え？今！？今はちょっと何も…』







一瞬







ほんの一瞬の出来事だった。








小瀧くんの顔が近付いてきて









それが"キス"されたのだとわかったのは









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